2005年03月11日(金) |
大阪市の赤バスは「あかんバス」だった |
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大阪市交通局は市バスの利用者を増やすために、100円(ワンコイン)で乗れる小型ノンステップバス(通称赤バス)を2000年から導入した。車内に段差がなく、高齢者やお年寄りが乗り降りしやすいということで導入されたわけだが、日中見掛ける赤バスはほとんど乗客もなく、いつもカラッポで走っていた。増えたのは利用者ではなくどうやら赤字の方だったみたいである。
さて、この赤バス、ただの運賃の安いバスではなくて実は危険な欠陥バスだったのだ。突然エンジンから火や煙が噴出したり、車軸が折れたりという事故が頻発していたのである。5年半で故障は352件、発生率は一般バスの12倍だという。80件も起きている煙の噴出は、ターボチャージャーへのオイル循環が悪いためにエンジンが過熱してオイルが焼けるのが原因だという。この欠陥車両を販売したのはスウェーデンのオムニノーバ社で、こんなカス車両を作るだけあって既に倒産しているので文句をぶつける場所がないのである。スウェーデンの自動車メーカーと言えばボルボを思い浮かべるが、それ以外のメーカーにはこんなカスもあったのだ。
この故障発生の理由に関して、大阪市交通局の整備課長は「スウェーデンに比べて大阪市内は停留所の間隔も短く信号も多い。停止発進の頻度の違いのせいではないか」と分析、珍しい車両なので改良は手探り状態。長い目で見て欲しい」と答えている。馬鹿!かおまえは。なぜ迷惑をかけられてるのに相手をかばうんだ。改良どころか、もう製造元は倒産してるじゃないか。これから先はこちらで勝手にメンテナンスしていかないといけないのである。なんてひどいものを押しつけられたんだ。これはもはや一企業の問題ではない。そんな無責任な製品を売った国、スウェーデンの責任だ。もしも日本車でこのような問題が発生したらどれほど外国からの非難を浴びることか。
小型ノンステップバス自体はこれからの社会に絶対必要なものである。だったら日本のいすゞや日野といったメーカーに開発させればいいじゃないか。政府が補助金を出して、こんな欠陥車ではなくちゃんと日本の実情にあった車両を製造させれば、値段も安くなるし故障も減る。国内産業の育成にもなるし、外国にもどんどん輸出してやればいい。もちろんスウェーデンにもだ。「このバスはオムニノーバ社の欠陥を改良してあります」と車体に明記して販売しろ。いらなくなった欠陥バスは廃棄物として全部スウェーデンに送り返せ。ゼニも返してもらえよ!
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