2005年03月08日(火) |
老人と引きこもりは田舎へ送れ! |
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日本の食糧自給率は40%を大きく割っている。もしも輸入が絶たれたら我々は餓死するかも知れないのである。その食糧自給率をほんの少しでも改善する方法としてオレはひとつの提案をしたい。老人と、ニートと呼ばれる無気力な若者に対する政策だ。
農業従事者が減って過疎が進んだ結果、耕作されずに放棄されている耕地は全体の7%を超えている。耕す者がなくてどんどん荒れ果てていく田畑が至る所にあるのだ。それを活用すれば少しでも食糧自給率を上げることができる。それだけではない。グループホームと言われる介護施設、罪を犯した少年の更正施設、そして不登校や引きこもりになってしまった少年に「生活体験」を与えるために、この放棄されている耕地が活用できるのではないだろうか。
まず老人の場合だが、現在70歳以上の老人はかなりの割合で子供の頃に農作業を体験している。田舎の貧農の子だったオレの父親もそうだ。そのころは第一次産業従事者の比率が高かったからである。いちおう経験者が多いのである。「自分たちの食糧を生産しながらカラダを動かす」ことで、逆に都会のグループホームに閉じこめてしまうよりもはるかに豊かな日々を送ることができるはずである。またそれは人口の適正配分にもつながる。過疎地となってる所に新たな住民がやってくることなるからだ。都会の便利な所にわざわざグループホームを作る必要はない。ろくにお見舞いにもこない親不孝者に限って「田舎にあると行きにくい」などと文句を垂れるのである。逢いたかったら地球の裏側でも会いに行くのが親子の絆というものだろう。何かと口実を付けて親の面倒を見ることから逃れようとしているのが見え見えだ。
そして引きこもりの少年たちだが、彼らはたいてい部屋に引きこもってゲームをしたりテレビを観たりしている。仕事をしたり学校に行って勉強するよりもはるかにそちらの方が楽しい。オレだって許されるなら毎日ゲーム三昧で暮らしたい。ところが働いて家族を喰わせないといけないからそんなぐうたらな日々は許されないのだ。親のぬくぬくとした庇護のもとで、一日中遊んでいられる幸せな連中を、そこから引きずり出して山奥の廃村に隔離し、テレビやゲーム、携帯を取り上げ、農作業という肉体労働を課して「生産しないと喰えない」という社会の摂理を教え、一日の労働が終わったら後は疲れて寝るだけという日々を与えるのだ。「こんなに苦しいのなら学校に行く方がマシだ!」と思ってくれればもうしめたものである。
昔、戸塚ヨットスクールという情緒障害児を体罰で矯正するという施設があった。体罰なんて野蛮な方法よりも農作業は効果がありそうだ。日本のどこかの廃村を使って、こういう施設は作れないものだろうか。
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