2005年03月07日(月) |
外交官というよりただの運び屋だ |
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北朝鮮の外交官が昨年、エジプトとトルコで薬物の密輸などをしようとして相次いで摘発されていたことが3月4日、米国務省が発表した世界の麻薬取り締まり状況をまとめた2005年版の報告書で明らかになったという。カイロの北朝鮮大使館に勤務する外交官2人は昨年6月、精神安定剤の錠剤15万個の密輸を企てたとしてエジプトの捜査当局に拘束され、2人は強制退去処分となった。また、12月にはブルガリアの北朝鮮大使館に勤務する外交官2人がトルコで、性欲促進剤の一種を50万個余り所持していたところをトルコの捜査当局に摘発された。この錠剤の末端価格は計700万ドルにのぼるという。この2人もブルガリアに帰任後、強制退去処分となった。
性欲促進剤と聞いてオレはバイアグラを連想したのだが、違うのかな?他の強精剤のたぐいならもしかすると、大阪・日本橋の赤ひげ薬局で買ったものかも知れないなあ。外交官という立場を利用してこういう犯罪行為に手を染めるヤツらがいるのは、すなわち密輸による外貨獲得が北朝鮮の政策なんだから仕方がない。スーパーKと呼ばれる精巧な偽ドル札はあまりにも有名だが、それ以外にも国家が関わってる犯罪は数多くあるだろう。日本人拉致なんて彼らの犯罪のほんの一部でしかない。ただ、外交官の特権というのは、このような犯罪に関わっていても「強制退去」で済むことなのだろうか。それが国家の政策である以上、他の国に赴任してまた密輸に関わることは明白であり、二度と犯罪に関われないように逮捕拘禁してそのまま死ぬまで刑務所にぶち込んでやればいい。
麻薬の運び屋に対して中国では死刑判決も出ているが、それによって広がる二次被害を思えば決して重い罰ではない。日本国内でだまされたホームレスが暴力団に麻薬の運び屋をやらされて中国当局に拘束される事件では同情の余地はあるが、それでもオレは死刑を支持する。「麻薬の運び屋をすれば死刑にされる」ことを知らなかったことが悪いのだ。
日本に入ってくる覚醒剤の大部分は北朝鮮で製造されているという。覚醒剤はそれを使う人の心身を確実に破壊する。実際の戦争は起きていなくても、日本人へのテロ攻撃はこうしてすでに始まってるのだ。経済制裁よりも先に行わないといけないことは、麻薬や覚醒剤の流入を完全に取り締まることである。北朝鮮の工作船が東シナ海で撃沈された時、船内から発見された携帯電話で取引をしていた日本の暴力団関係者は捕まったのか?どの組の誰が関わっていたのか、警察からの発表はなかったと記憶する。そうやって犯罪者どもを泳がすことに日本の警察は何か意図があるのかね。それともただの怠慢かな。
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