2005年02月27日(日) |
森喜朗、おまえこそアヒルから学べ! |
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自民党の森喜朗前首相が、カルガモに育てられたアヒルの物語を絵本にした「あひるのアレックス」(フレーベル館)を出版した。およそ教養とはほど遠い風貌のオッサンだが、あれでもいちおう「文教族の重鎮」と呼ばれていたそうである。
この突拍子もない出版プロジェクトは、森喜朗が都内のホテルの庭園でカルガモ親子と仲良く暮らす1羽のアヒルの光景を見て心を動かされたのがきっかけだという。親交がある全日本私立幼稚園連合会会長の三浦貞子さんと共同でストーリーを練り、主人公のアヒルの名前は、森氏の孫娘が名付けたという。
物語は、親を失ったアヒルがカルガモ夫婦に育てられ、見た目や運動能力の違いにもくじけず成長していく姿を描く。森氏は「1羽のアヒルが繰り広げるドラマに、私は勇気と責任、親子のきずな、限りない愛情を感じ、殺伐とした今の世に生きる子供たちにぜひ伝えてあげたいと思った」と語ったという。絵を描いたのは画家の藤本四郎さんで、価格は税込み1575円。
勇気と責任、愛情なんてよく言えたもんだぜ。それこそおまえにもっとも欠けていたものじゃないのか。ハワイ沖で米軍の原潜に体当たりされて日本の高校生が乗った実習船が沈み、多くの死者が出るという前代未聞の悲劇が起きたとき、そのまま賭けゴルフ(ただし賭けてるのはチョコ?)を平然と続けていたのはおまえじゃないか!国民に対する愛情も持たず、たいした能力もないのに総理の席を汚し、史上最低の内閣支持率でコイズミの登場を早めただけのオッサンよ、せめて親子の愛情や勇気と責任の意味をアヒルから教えてもらったらどうだ。のんびり絵本を作ってるどころじゃないだろう。
国家を代表する者は、一人一人の国民に対してわが子のような愛情を持つべきだ。それでこそ国民の支持を得られるんだ。わが子が冗談半分に虐殺された時に平気でゴルフを続けられる親がいったいどこにいるんだ。おまえのようなオッサンを偽善者と呼ぶんだ。そんなおまえが関わった絵本、いくらすばらしい内容であったとしても、おまえが関わったというそれだけの理由で無価値になっちまうんだぜ。もったいない話だぜ。
でも、共同でストーリーを練ったなんてウソだろう。頼むから「オレは名前を貸しただけ」と言ってくれよ。そうでないとせっかく作った絵本が無駄になってしまうじゃないか。そのすばらしい絵本からおまえこそちゃんと「愛情」の意味を学んでくれよ。
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