2005年02月14日(月) |
デイトレさん、資格を取りましょう! |
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証券業界で派遣社員の需要が高まっている。株式や債券の売買を取り次ぐ証券仲介業が2004年12月から銀行などにも開放され、市場自体が広がったためだ。証券営業に必要な「証券外務員」(2種)の資格試験が昨年9月から証券会社などでの勤務実態がなくても受けられるようになったため、派遣会社側は未経験者向けの育成コースを新たに設けて、対応を急いでいるという。今や「証券外務員資格を持っていればサルでもいい」という完全な売り手市場なのだ。人がいなくて困ってるのである。
この状況を踏まえて、人材派遣会社のパソナでは未経験者向けの養成プログラムを立ち上げ、2006年までに1000人の養成を目指してるという。求人はいくらでもあるが、人が集まらないというのだ。本当に人がいないのか?
バブルの時期に迫る勢いの東証の出来高を支えてるのは、デイトレーダーと呼ばれる多くの投資家達である。その数はおそらくすでに数万人になるのではないか。彼らの多くは自己流の売買を繰り返し、乏しい知識と2ちゃんねるやヤフー掲示板という偏った情報に頼っていて、きちっとした知識を身につけていない。専門用語の読み方も知らない人がほとんどだ。「約定」を「やくてい」と読んだり、「逆日歩」を「ぎゃくにちほ」と読んだりしてるのだ。そのせいなのか、勝ち組のデイトレーダーは100に1人とも言われ、そのほとんどは数ヶ月で自己資金を失って撤退していくのである。そんな彼らにオレはアドバイスしたい。しっかり勉強してこの「証券外務員」(2種)の資格試験を目指せ!と。
ちゃんと勉強すれば、自分がいかに不勉強なままで投資という世界に飛び込んだのかよくわかるだろう。また、知識を身につければそれは必ず自分のデイトレにも活かせるはずだ。(必ずしもそれが勝率を上げることにつながるとは限らないが・・・)また、不安定なデイトレーダー稼業を辞めて証券外務員として就職することができれば、今度は他人のフンドシで勝負させてもらえるのである。無責任に客に買い煽ってやればいいのだ。負けてもそれは他人のゼニだから気楽なものである。自分自身がバクチに参加しなければ負ける心配もない。
就職難の今、偏差値ランキングの下位に位置する大学の学生であっても、この証券外務員の資格を取得すれば就職時の武器になるかも知れないのだ。今取っておけばかなり役立つ資格であることは言うまでもない。デイトレさんと学生さんはいますぐにこの資格取得を目指してみよう。絶対に無駄じゃないはずだぜ。
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