2005年02月13日(日) |
引っ越し代は70万円いただきます! |
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避難指示が解除されて三宅島に帰島する島民の引っ越しで、村指定の業者が「コンテナ一個あたり40万、2個なら70万」というぼったくりの料金設定をして暴利をむさぼっている。これは引っ越し代の公的支援の上限額と同じ金額だ。つまり、指定の業者は「どうせ公的支援だから全額ぼったくれ!」とふっかけてきたのである。弱みにつけ込んで弱者からゼニをふんだくるハイエナのような連中である。東京都は今すぐにこのぼったくり野郎どもの社名を公表し、都の指定業者から永久にはずすべきである。
帰島する三宅島の島民の中にはあまりの高額に驚いて、仕方なく荷物を小分けしてゆうパックで送ったところたったの7万円で済んだというケースもあったという。公的支援のゼニというのはもとは税金から出ているのだ。自分のゼニなら少しでも無駄遣いしないで安く済ませようとするのに、公費で支出されるのなら平気で無駄遣いしまくるのが日本人の体質である。
国・地方を合わせた借金が770兆円というが、その責任は政府だけにあるのではなく、公費なら平気で無駄使いするクソ公務員どもや出入りの業者にもあるのだ。この借金も結局みんなで作り出したものなのだ。自分のゼニなら慎ましく身の丈にあった施設を建てるのに、国の補助をあてに出来るせいでとてつもなく豪華で贅沢なホールを建設して後で維持費に泣いている馬鹿自治体は腐るほどある。
三宅島北部にある三宅島郵便局には、1月下旬から毎朝約300個の郵便小包が届くようになった。「衣類」や「食料品」だけでなく、「空気清浄機」「炊飯器」「ストーブ」「ガステーブル」などの引っ越し荷物も目立つという。島民もぼったくり業者を儲けさせたくないのである。さて、この帰島のための引っ越しプロジェクトには民間の3社が応募して、そのうち大手の2社に決まったという。いったいどんな金額の入札だったのか、業者同士の談合はなかったのか、はずされた1社はもしかしたら安くて良心的な料金を提示していたのではないかなどと思わず「ゲスの勘ぐり」をオレは入れてしまうのだ。だってあまりにも高すぎるじゃないか。
オレは何度か引っ越しを経験している。しかし、引っ越し業者に頼んだことは一度もない。自分で荷造りし、自分でトラックを運転し、友人や家族に協力してもらって自分で積み込んでやり遂げてきたのだ。だから実際の引っ越し代がどれくらいかかるのかちっともわからんのだ。もしかしたら70万ってのが相場なのか?
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