2005年02月09日(水) |
ライブドアよ、フジテレビを乗っ取れ! |
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東証一部フジテレビジョン株は時価総額が約6000億円である。ところがこのフジテレビの筆頭株主は東証二部のニッポン放送(時価総額2230億円)となっている。ということは、ニッポン放送を手中にすればその3倍の価値のあるフジテレビが手に入るということだ。
このいびつな資本関係の解消を目指して、フジテレビはニッポン放送株に対してTOB(公開買い付け)を進め、今月21日までに51%の取得を目標にしていた矢先にとんでもないニュースが飛び込んだ。それはあのライブドアがいつのまにかニッポン放送株を大量に取得し、すでに発行済み株式の35.0%を入手していたというものである。
1月にTOBが発表された際のニッポン放送株の買い付け価格は、直前3カ月の終値平均値に約2割上乗せした1株あたり5950円だった。だが市場での株価は1月末からこれを上回っており、8日のライブドアの時間外取引での取得価格は6050円、このニュースが流れた後はストップ高の6990円をつけ、終値でも6800円となっている。株主にとってはTOBなんかに応じるよりも、時価でライブドアに買ってもらった方がはるかに有利である。ライブドアではさらに多くのニッポン放送株の取得のために、他の大株主である企業にも呼びかけるという。
この調子だと明日もニッポン放送株はストップ高を続けるだろう。もともと浮動株が少ないだけに株価はさらに上昇する可能性が高い。ライブドアの堀江社長は、フジサンケイグループと資本・業務両面で提携して、ネットとテレビ・ラジオを融合したビジネスをめざす方針を表明している。そのまま乗っ取ってしまってフジサンケイグループの総帥として君臨し、ナベツネと対決してくれたら面白いかも知れない。
フジテレビ側は「堀江社長が放送業界の実情を理解しているとは思えない。ネットとの融合は独自に検討してきた」と反発している。でも、堀江社長の最終的な目的はやっぱりゼニだろう。だったらどんどんニッポン放送株への買いを煽って値上がりさせて、こっそり取得した全株を市場で売り払って大儲けしたらいいじゃないか。すでに取得した株の時価総額は800億円近いわけだ。株価があと50%ほど上昇して1万円を越えるころに、目立たないように巧妙に売却してしまえば少なくとも400億はもうかる。まっとうな企業買収よりも、そんな鬼畜のようなやり方をこそオレは願ってるんだ。IT界最強のヒールとして堀江社長にはがんばってもらいたい。ここで華々しい仕手戦を演じてくれる方が野次馬のオレとしては100倍楽しめるんだけどなあ。
さて、明日はオレもニッポン放送株を買って値上がりに便乗しようかな。
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