2005年02月02日(水) |
松下電器よ、一太郎をいじめるな! |
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国産ワープロソフトの雄「一太郎」と、グラフィックソフト「花子」について、松下電器産業が「自社の特許権を侵害している」として、両ソフトを開発・販売したジャストシステムと争った訴訟の判決が2月1日、東京地裁であった。高部真規子裁判長は松下側の請求通り、両ソフトの製造・販売を禁止し、製品の廃棄を命じる判決を言い渡した。ジャストシステム側は控訴する方針だという。
特許権侵害が争われたのは、パソコンに表示させたソフトの画面上で、マウスの絵と「?」マークを組み合わせた「ヘルプモード」ボタンと呼ばれるマークをクリックした後、別の機能を実行するためのボタンを押すとその機能の説明が表示される仕組みである。さっそくオレは自分の一太郎で試してみた。実はそういう機能があることすら知らなかったのだ。
初心者にとってはこれは便利なことかも知れないが、こんなことはサルでも思いつける程度の工夫である。松下はこの方式に対して1989年に特許を出願、1998年に登録されたという。9年も放置されたのだからやっぱりたいしたことじゃなかったのだろう。そんな単純なヘルプの呼び出し方にまで「特許」という概念を持ち込むなといいたい。自動焦点カメラの原理を考えたのはこちらだ!と技術力がなくて開発できなかったくせにミノルタを訴えて数百億ぶんどったハネウェルを思い出すぜ。それより、マウスとアイコンを使う仕組み自体が借り物じゃないか。そんなものパソコンの世界ではみんながタダで使える共有財産のようなものだ。
もしも松下がワープロソフトを開発していてジャストシステムが商売敵ならこの訴訟にそれなりの意味は感じるが、両社には競合関係はない。だったらこの訴訟の意図は何か。ズバリ、マイクロソフトの陰謀である。日本からMSワード以外のワープロソフトを駆逐するために、この言いがかりのような訴訟を起こしたのだ。松下はビルゲイツの走狗となって純国産ソフトを締め出そうとしているのだ。ウインドウズも同様の機能を持ってるが、それに対しては何のアクションも起こしていないことから考えて、この訴訟がしょせんやくざの因縁レベルであることは明らかである。この卑怯モノめ!
日本人のための日本語ワープロとして一太郎を支持する者達は一致団結して松下のこの陰謀と戦おう。とりあえずオレは松下製品の不買運動を提案する。ジャストシステムは製品の外箱にこう記載しろ。「本製品を松下のレッツノートシリーズで使用することを固く禁じます」売られたケンカはとことん買ってやれ。巨大企業のくせにこんな弱いモノいじめをしやがって。一太郎を熱烈に支持するオレは松下電器を絶対に許さない。明日は松下電器株の空売りを仕掛けてやろうか。株が暴落すれば松下の首脳陣どももかなりビビるだろう。
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