2005年02月01日(火) |
ダイムラー・クライスラーから360億円ぶんどれ! |
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2002年5月、長野県内で花岡美香さんが運転する四輪駆動車「ジープ・チェロキー」が、対向車線で大型ダンプと衝突。美香さんと夫の裕樹さんは死亡し、二人の長男も大けがをした。
この事故の原因はクルマの欠陥であるということで、亡くなった花岡さん夫妻の両親と残された長男が原告になって、クルマの製造元であるダイムラー・クライスラー(米国)と輸入販売したダイムラー・クライスラー日本、本田技研工業の3社を相手に計約3億6000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。 原告側は、衝突前にハンドル操作がきかずに焦っている美香さんの様子を目撃している人が複数いる、と主張しており、またこの車種は1997年と2002年の2回、ハンドル操作の不具合でリコールの届けが出されていた。訴えられたダイムラー・クライスラー日本と本田技研工業は「訴状を受け取っていないのでコメントできない」としている。
さて、このような訴訟の場合、アメリカでは日本の自動車メーカーがほぼ100%負けるという。河川敷の荒れ地でホンダのRV車を乗り回していて、運転を誤ってクルマが横転して死んだという事故があった。明らかに運転者に非があるこの場合でも、死亡したのはクルマの安全性が不十分だったということでホンダは巨額の賠償金を支払った。これがアメリカの現実である。日本企業などただの金づるとしか思っていないのである。
三菱自動車のアメリカの工場に勤めるアメリカ人のクソ従業員どもが集団で起こしたセクハラ事件で、三菱自動車が被害者に賠償させられた事件もあった。セクハラ防止策が不十分だったという理由で敗訴したのだ。ふざけるなと言いたい。
今回はそういう不公正な裁判が当たり前だと思ってる連中に一泡吹かせるいい機会である。3億6000万円などとケチなことは言わずに、ここは3億6000万ドル要求したらどうだ。そして日本の裁判所はその要求をすべて認め、ダイムラー・クライスラーに全額の支払いを命じるのだ。国家の威信を掛けてその裁判で原告を勝たせるのだ。オレが裁判官ならどんな賠償額でもOKなんだけどな。
アメリカでこれまでやられてきたことはしっかりと日本側もやり返すべきだぜ。もっとも日本で走ってるアメ車とアメリカで走ってる日本車を比べれば、後者の方がはるかに多いため、訴訟合戦と言うことになれば数の上で圧倒的に不利かも知れないなあ。ただ、欠陥車の責任を製造者に取らせるのは正義の訴訟だが、運転のへたくそな馬鹿が起こした事故の責任を自動車メーカーのせいにするのはただの言いがかりなんだぜ。アメリカの裁判なんて基本的にヤクザの因縁レベルばかりなんだけどな。
「火傷したのはコーヒーが熱すぎたからだ!」
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