2005年01月23日(日) |
ゴルフなんてマゾのやることだぜ! |
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オレはゴルフという娯楽にかなり偏見を持っている。それは、ゴルフ場建設が日本でもっともひどい環境破壊を生み出しているからだ。すでに日本の国土面積の1%がゴルフ場にされてしまっていて、兵庫県などは面積の2%がゴルフ場だという。飛行機から見下ろすと無惨な状態がよくわかる。
これでもまだマシになった方だ。日本列島がバブルに躍ったあの頃に計画されたゴルフ場が全部完成していれば今の3倍くらいの面積になったという。バブルが崩壊してくれたから日本は救われたのである。今は客が減ってどこのゴルフ場もかなり経営が厳しいという。しかし、ゴルフ場が倒産したとしてもその跡地はもう農地には戻せない。大量の農薬(除草剤)が撒かれているからだ。そんなところで収穫したものは危険で喰えない。貴重な里山を崩して無駄なものを造りやがってとオレは腹を立てているのである。
ゴルフをする連中もどこか変だ。快適なのは年にほんの数週のみ。夏はやたら暑く冬は寒い。あのクソ暑い中で、あるいは雪がちらつく中でどうして楽しめるのか。もしかしてその快楽はマゾヒズムと同一なのではないかと思ってしまうのだ。
そのマゾ野郎たちのくだらないタマ転がしのためにどれほど広い土地を必要とするのか。環境破壊の対価として、ゴルフを趣味とする連中からは年間に一人あたり20万円程度のゴルフ税を徴収するべきだ。競技中に喫煙する馬鹿が居るような行為をスポーツであるとオレは断じて認めたくないのである。
その忌まわしい行為をなんと教える大学があるのだ。山口県の萩国際大では国際学科にプロゴルファーやゴルフ場経営者らを養成するゴルフ文化コースがあり、15人の学生がいるという。それどころか自前のコースを持つために、経営不振のゴルフ場を買い取ってしまったのである。この萩国際大は、山口県田万川町にある石見空港ゴルフ倶楽部、田万川コース(18ホール)を買収し、3月1日から運営することを発表した。勉学や実習の場として活用し、学生確保にもつなげたい考えだという。ゴルフ部のある大学は多いが、ゴルフ場を所有する大学は、国内では初めてである。客員教授としてわざわざプロゴルファーの倉本昌弘も雇っている。
しかし、大学の理事の一人が「萩・石見カントリー倶楽部」の社長を務めていて、管理・運営はそこに委託されるということを聞けば、経営不振のゴルフ場の建て直しに文部省の助成金を活用したいという深慮遠謀のようにも思えるのだ。どうしてゴルフ場の社長が大学の理事なんだ。残念ながら買収金額は明らかにされていないという。おそらく法外な高さだから公表できないのだろう。大学所有のこのコースでは一般客もプレイできるという。さて、このアイデアは志願者増加に結びつくのだろうか?ゴルフ好きな学生が日本中から集まるのだろうか。受験生を集めるためには何でもありなんだなと、オレはつくづく感心しているぜ。
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