2005年01月18日(火) |
ヤフオク詐欺を取り締まれ! |
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オレは通販が苦手である。実物をこの目で見て確かめたいというのがオレの性分であることと、どんな商品も実際に店まで足を運んだ方が安く買えると思ってるからだ。
ところが世の中には出不精(デブしょう)の人間が多いのか、通販もネットでのオークション販売も盛んになるばかりなのである。対面しての販売でも粗悪品を騙して売りつけようとするヤカラが多いのに、写真でしか商品がわからないネット通販で、客を騙そうとする連中がいるのは当然のことだ。そして、まだ粗悪品を売ってくれるならいい。ゼニを振り込んでも音沙汰ナシという詐欺野郎が増えているのである。
昨年末にヤフオクではdvdgekiyasu という会員IDの出品者が数千台のデジカメを出品していた。この出品者は競り落とした利用者にメールで銀行口座と自分の携帯電話番号を伝えて代金を振り込ませていたのだが、昨年11月以降、オークションのホームページに「商品が届かない」「出品者と連絡がつかない」といった苦情が次々に寄せられるようになって詐欺が発覚したという。被害は全国で約300人、2000万円を超えるとみられ、愛知県警は被害届を受理して捜査を始めたという。
昨年1年間にインターネット・オークションに絡む詐欺被害の届け出は約900件、金額で約8200万円に上り、2003年の522件、約5300万円を大幅に上回って増加中だ。振込先の口座や携帯電話の番号が分かっても、偽造保険証などを使って開設されているケースが多く、本当の連絡先にたどりつくのはかなり困難だという。ところが、被害防止に努めないといけないはずのヤフー側は「(出品と購入の)自由度の高さがインターネット・オークション市場の特性」「被害防止は、利用者の自己責任が前提だ」と開き直ってるのである。確かに悪いのは詐欺野郎であってヤフーではないのだが。
オレの周辺にもヤフオク利用者は多い。大多数のオークション利用者は誠実な取引を行ってるはずだ。オレの手元にもレトロなゲームやマニアックな自転車のパーツなどがあり、ヤフオクで検索してみるとかなりの高額で取引されていてびっくりする。日本のどこかにそれを欲しがる酔狂な人がいるのだ。
せっかく成長してきたこの健全な市場が、少数の詐欺野郎のために危険でリスクの高いものとされてしまうことは残念である。詐欺の被害にあった人はどんな少額であっても必ず警察に通報し、ヤフー側も悪質な利用者がIDを次々と変えては詐欺を繰り返すことがないようにシステム側のセキュリティを高めてもらいたい。一度でもオークション詐欺を行った連中はWEB上で氏名と顔写真を公開し、二度とネットに接続できないようにすべてのプロバイダーから契約が拒否され、インターネットカフェへの立ち入りも禁止にするべきだ。ネット市民権を剥奪してしまうのである。それでも不十分というのなら、いっそのことインターネットができない無人島にでも追放してしまえ。
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