2005年01月05日(水) |
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きみはあの伝説の毛生え薬、101を覚えているだろうか。80年代後半に中国から日本に上陸した101は、劇的な効果があるということで評判になり、通信販売などで高額で取引された伝説の育毛剤だ。
そのころにシンガポールを旅行したオレは、中国人街で薬局に立ち寄った時に「ワン・ゼロ・ワン?」と尋ねてみた。すると200ドル(シンガポール・ドル)と言われてびっくりし、とりあえず「100」と値切ってみた。店主は手を横に振って「話にならない」という態度だった。さほど欲しくもなかったので帰りかけると、あわてて「150!」と声を掛けてきたが無視してそのまま立ち去った。シンガポールドルは米ドルの半分だったから150ドルでもさほど高くはない。粘れば100ドルで買えただろう。ただ、当時のオレにとっては全く不要なものだった。
その後101の名前を聞かなくなったので、てっきり副作用やなんかの問題で滅亡したと思っていたが、なんと今でも生産されていたのである。それどころか新潟に進出して日本での生産・販売に乗り出すという。メーカーの「北京章光101集団」(本社・北京市)が1月4日、新潟市に進出と8月の生産開始、日本での販売を発表したのである。「日本人の髪の問題を全面解決する育毛剤を発売したい」と堂々たる主張をしている。同社は500万ドルを出資して新潟市に生産会社を設立。古い化粧品工場を利用し、日本人を中心に約500人を新規に採用する予定だという。新潟を選んだ理由は、人件費が日本の中では比較的安く県など地元自治体の要請もあったかららしい。
日本に数ある育毛剤メーカーは果たしてこれを迎え撃つだけの用意があるのだろうか?オレは育毛剤なんか信じない。もしも効果があるのなら、街にこんなにハゲがいるはずがない。もし101が本当にすばらしい薬なら、中国からハゲを撲滅できているはずである。そうでないということはどうせたいしたことないのである。
そんな薬よりもオレはなぜ皮膚の移植という方法でハゲを治療できないのかと不思議に思う。髪が薄くてもヒゲや胸毛、陰毛など人間には毛の生えている部分がたくさんある。オレはヒゲが濃いだけではなくて体毛も多く、胸毛が長嶋茂雄元巨人軍監督のようにモジャモジャで、そのまま腹から股間へとつながってるのである。人はそんなオレをギャランドゥ江草と呼ぶのである。胸毛と陰毛の境界線が存在しないということは、胸元からチョロリと覗く毛は実は陰毛なのである。これは大変猥褻なことである。このどうでもいい大量の毛根を皮膚ごと頭に移植することがなぜ現代医療では盛んにならないのか。誰かオレに教えて欲しいのである。試しにオレの身体で人体実験してみる外科医はどこかにいないのか?
<追記>
この日記に対して、「陰毛を頭皮に移植するのは猥褻なのではないか」という親切な突っ込みメールが届いた。しかし、オレはくせ毛なのである。そのくせ毛ゆえに、中学生高校生の時、オレは級友から「チン毛アタマ」とからかわれた悲しい過去があるのだ。もともとチン毛アタマなんだから、そこに陰毛を移植するくらい全然問題ないのである。
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