2004年12月25日(土) |
名古屋市の議員はドアホである |
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名古屋市の議員はただ一人を除いて全員ドアホである。それはかなりの確率で当たっているはずである・・・
エスカレーターに一人で乗るとき、ど真ん中に仁王立ちするのではなくて、左右どちらかに寄って急ぐ人のために半分を空けておくのは重要なお約束である。日本だけではなくてこれは世界標準のルールなのだ。そんな基本的なマナーを知らないのは通勤電車などに乗ったことのない天皇陛下や、いつもクルマで送り迎えされている大臣や大企業の社長くらいなのである。
この当たり前のことを、なんと名古屋市議会の議員どもが知らなかったらしい。名古屋市は議員全員を公用車で送迎するほど金持ちなのか、それとも名古屋市の議員は全員そろってドアホなのか、そのどちらなのかオレにはなかなか興味深いことである。名古屋市議会本会議ではこの夏、市営地下鉄の駅のエスカレーター上での歩行が禁止され、2列になって立ち止まって利用するように義務づけられていたのである。来年には愛知万博も開かれるというのに、こんな間違ったマナーが押しつけられているのである。もしかしたらここは日本でもっとも文化の遅れた地域かも知れないのだ。これでは世界に通用しないのである。
市交通局によれば、一部の利用者から「エスカレーターを駆け上がるのは危険なのでやめて欲しい」という苦情があったため、乗り口付近に「歩いたり、走ったりしないで下さい」「2列で立ち止まってご利用ください」などの注意書きを張り出したという。そういうわけで名古屋市営地下鉄の駅のエスカレーターは歩行禁止になっているのだ。いつも全速力でエスカレーターを駆け上がっているオレのようないらちの関西人には考えられないことである。
ところが議員の中にもオレみたいないらちがいたのだ。自民党の稲本和仁市議が「右側1列を空けるのが慣例なのに、なぜ突然歩行を禁止したのか」と質問を行ったのである。これに対して吉井信雄交通局長は「エスカレーターは立ち止まって使うように作られている。歩いたり走ったりすると接触事故につながる」と述べ、今後も歩行を禁止する方針を強調した。
うーん、あれは立ち止まって使うものだったのか?
オレはあの、東京駅で京葉線に乗り換えるときに延々と歩かされる「歩く歩道」(ムービングウォーク)が階段状に変化したのがエスカレーターだとてっきり思っていた。だから歩くのがデフォルトの状態であり、立ち止まるのはお年寄りや足腰の弱い人たちだけだと思っていたのだが、どうやら違うみたいだ。大阪の場合、通勤時にエスカレーターで立ち止まってる人などほとんどいない。右側が歩く人、左側が走る人のための追い越し車線になってるのだ。オレはそれが日本全国当たり前の状況だと勘違いしていたのである。全くお恥ずかしい話である。
さて、このエスカレーターの使い方、大阪では普通左を空けるのだが、名古屋あたりから右になり、東京では完全に右をあけるようになっているという。関東と関西、こんな点にも違いがあるのはなかなか興味深いことである。
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