2004年12月20日(月) |
PSPを4万円以上でぼったくり販売する店! |
携帯用URL
| |
|
たった20万台しか発売されなかったソニーの携帯ゲーム機、PSPが、埼玉県のゲームソフト販売店で希望小売価格よりも1万5000円以上も高い4万円前後で売られていることがわかった。店内に価格表を張り出さずに店員が口頭で「うちのPSPはよそより高い。バリューパックは4万1700円(希望小売価格は2万6040円)」と言ってこっそりと金額を提示するとか。また別の中学生には、本体のみで販売の通常版を3万5000円(こちらの希望小売価格は2万790円)と示したという。どうしてもPSPが欲しい人の足元を見た卑怯なやり方である。
オレは今回初めて知ったのだが、この希望小売価格というのは参考にすぎず、それ以上の値段で売るな!などと価格を規制することは、逆に不当な価格拘束行為として独占禁止法に抵触するという。考えればこれまでに不当な安売りをする店はあっても、不当に高く売る店など想定されてなかったのである。
運良く入手した個人がヤフオクなどで値段をつり上げて売ろうとするのはわかるが、なんとそれと同じことを小売店がやってるのだ。おそらくこれは問屋から正規の卸売り価格で仕入れたものに法外な利益を上乗せして売ってるのだろう。いや、後で高値で売るために最初に割り当てられた分を売らずに隠していたに違いない。売れ残るはずがないからだ。なんとセコい店だろうか。
もしも大阪でこんなことをする店があれば、たちまち暴徒の打ち壊しにあって、店内の商品は跡形もなく持ち去られるだろう。それほど大阪の人間は過激なのである。江戸時代、売り惜しみで米の価格をつり上げようとした米屋が打ち壊しの対象となったように、悪徳商人に対して庶民が怒りの鉄拳をぶつけるのは正義のテロである。
いずれPSPは品不足も解消して価格も落ち着くだろう。その後は値下げだってあるかも知れない。今、無理して買わなくてもいずれいくらでも買えるようになるのだ。その時にこのぼったくり販売をした店では閑古鳥が鳴いているだろう。
世間には何が何でもPSPを入手してからお正月を迎えたい方もいるだろう。ただ、そんなに必死でみんなが入手しようしているPSPだが、SONY製品の常として初期ロットはかなりの高率で不良品が発生しているはずだ。交換してもらうにも品物がないという状況で初期不良品をつかんだらいったいどうするんだ。運良く初期不良がなかったとしても、一年後の保証期間が切れた頃に故障するという第二のショックが襲う。そんなに焦って買わなくてもいいと思うのだが。
前の日記 後の日記