2004年12月05日(日) |
おまえら、ちゃんと借りたゼニ返せよ! |
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大阪府が出資する財団法人、「大阪府育英会」(会長・太田房江大阪府知事)が高校生に貸し付けた奨学金や入学資金の累積滞納額が今年度末で30億円を突破することがわかった。都道府県が関わる育英会では全国ワースト1で、踏み倒されて回収不能になった金額も過去5年間で2億円にのぼっている。
この奨学金は進学する高校の授業料に合わせて貸与される仕組みになっており、上限なら年間で94万円もある。入学資金は最高25万円となっている。昨年度は延べ3万4000人に約91億8000万円を貸し付けた。高校や大学を卒業後に最長15年間で返済することが義務づけられているが、累積滞納額は昨年度で28億9500万円、滞納している人数は約2万2000人、この5年でそれぞれ12億円、7000人増加しているとか。返還率はなんと59%、4割以上が返していないのである。なんてひどい実態なんだ。
オレはこの世で一番情けない人間が「借りたゼニを平気で踏み倒す」連中だと思っている。借りるときは平身低頭しながら、催促すると「今は返せない」と平気で答える。挙げ句の果てには「オレのような返せない人間に貸したおまえが悪い!」と逆ギレするのだ。そんなときにオレは思う。「ゼニなんか返さなくてもいいから永久にオレの前から消え去ってくれ」しかし消えずにまたオレの前に「ゼニ貸してくれ!」と言って現れるのだ。オレには株式投資に使うゼニはあるが、信義をわきまえない人間のクズにくれてやるようなゼニはないぜ。
大阪府育英会では累積滞納額を減らすために昨年度から民間の債権回収会社(もしかしてヤクザじゃないだろうな)に委託し、夜間や土日も支払いを求める催促の電話を掛けるようにし、滞納4年までは放置プレイだったのを3年以内でも強制執行するようにマニュアルを変更した。要するにこれまでは何もしてこなかったのと同じである。世界一横着な大阪の人間と、努力を怠った大阪府育英会。起こるべくして起きた事態であるとしかオレには思えないのである。
さて、オレが大阪府知事ならどうやって納付率を上げるかだが、大阪府育英会のホームページで滞納者の一覧表を閲覧可能にして氏名を公表すると予告すればいいのである。きっとどこかの人権団体が文句を付けるだろうが、回収不能分は税金から穴埋めするしかないのだ。府民税の納付者の一人としてオレは「踏み倒しは許さない」と断固主張したい。オレの支払った貴重なゼニは正しく使って欲しいのである。もっとも大阪府の場合はさらし者になっても全く平気な横着な連中や、それをまるで勲章のように自慢する馬鹿が圧倒的に多いような気もするのだが。
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