2004年11月27日(土) |
茶髪の高校球児でもエエじゃないか! |
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日本高野連の脇村春夫会長は11月26日、野球部員がまゆ毛にそり込みを入れたり、髪を茶色に染めたりすることを禁止、校則違反の指導を徹底するように、極めて異例の通達をした。これは各都道府県高野連を通じて教育現場に伝えられるという。さらに脇村会長は記者会見で「茶髪も禁止」と頭髪にも言及、指導者に対し、校則違反がないように徹底して試合に臨んでほしいと注文した。
確かにテレビ中継で見る高校球児の中にはオシャレなヤツが増えている。それも時代の流れだとオレは思っていたのである。十把一絡げに「校則違反」と言っても学校によって校則は大幅に違うだろう。頭髪も、全員丸坊主という時代錯誤な学校から、長髪茶髪金髪、アフロからモヒカンまで全部OKという自由な学校もあっていろいろである。「我が校の校則ではOKです」というものまで高野連には規制する権限があるのか。
髪の毛の色にしても、染めたとは限らない。白人とのハーフだから金髪という場合だってあるじゃないか。そんなときは甲子園にわざわざ「金髪証明書」を持って行くのか。そんなことよりもっと規制すべきモノがあるだろう。それは球児の喫煙だ。
甲子園に出てくる学校のほとんどで喫煙は常習化してるという。以前にある写真週刊誌が、愛知県の享栄高校の部員が宿舎で集団で吸ってるところを盗撮して掲載したことがあった。享栄高校はそのショックで次の試合に敗退してしまう。今年も東北高校のダルビッシュの喫煙写真が週刊誌に載った。本人は「今は吸っていない」と答えたので厳重注意で済んだが、吸っていないなんて絶対にウソである。少なくともオレはそんなウソを100%信じていない。
茶髪やそり込みはそれ自体が法律違反であるということはない。どんなスタイルにしようとそれは本人の趣味の問題である。しかし未成年の喫煙は日本の法律に違反している行為であり、喫煙している高校球児は明確な犯罪者だ。球場で一人一人口内のニコチンチェックを行い、喫煙の兆候が検出されればすぐに出場を停止させるべきである。それによって何人も選手が失格になった学校は不戦敗になる。ついでに飲酒や不純異性交遊も取り締まるべきだ。18歳未満の彼女をホテルに連れ込んでみだらな行為に及んだという場合は児童福祉法違反や青少年保護育成条例違反で取り締まれ。高校球児はやっぱり清く正しくでなくてはならない。高野連の通達は勘違いもはなはだしいのである。
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