2004年11月09日(火) |
ネット株取引の手数料がタダなのである! |
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インターネットで株取引、いわゆるネットトレーディングをしていて有利なことは、売買手数料が安いことである。オレが取引に使ってる日興ビーンズ証券は業界の中では高い方だが、それでも300万円ごとに2500円だから0.1%以下だ。これが電話などで注文を受け付ける昔ながらのやり方なら1%を超えるところもあるらしい。手数料自由化の時代にそれははっきり言ってぼったくりである。手数料以上に値上がりしてからではないと利益が出ないため、わずかな値幅を利用して機敏に利益を稼ぐデイトレには向かない。デイトレで稼ぐのが可能になったのはなによりこの売買手数料が安くなったからである。
その「安さ」の競争の中で、なんと売買手数料をタダにする証券会社が出現したのだ。インターネット専業証券である松井証券は、売買代金が10万円以下の株式投資の手数料を恒常的、つまり今後ずっとタダにすることを決めたのである。現在松井証券では期間限定で手数料無料キャンペーンを行っているが、学生や20代30代の若年層中心に新規口座の開設数が増加したため、新規顧客開拓にメリットがあると判断してこれを決めたという。
今のところ10万円以下で売買できる上場銘柄は約500ある。話題になったライブドアは11月8日現在の株価が425円で、ここは一株単位で購入可能だから小学生のお小遣いでも買える。10万円も出せば235株も買える。それが100円値上がりすれば23500円もプラスになるんだぜ。最近はヤマダ電機やヨドバシカメラの攻勢の前に苦戦しているパソコン販売大手、ソフマップも今412円だから200株買える。(ちなみにソフマップの株主になれば3000円分の株主優待券がもらえて店頭で商品が購入できる。)こんな金額なら学生がバイトで貯めた金で投資を楽しむことが可能だ。
最近は企業も個人株主を増やそうとしていて、売買単位を引き下げたところも多い。10万円以下で売買できる銘柄は今後もさらに増えるだろう。そうして投資デビューした人たちも、取引を繰り返してある程度資産が増加すれば今度は大きな取引をしたくなるに決まっている。松井証券が手数料タダに踏み切ったのも、零細投資家がやがては大口の投資家へと成長し、手数料を払ってくれるようになると予測するからだろう。
いっそ小学生くらいからお小遣いで株式投資するように本気で教えたらどうだ?アメリカでは小さい頃から投資家教育が盛んだそうじゃないか。少なくとも日本経済の繁栄にはつながるような気がするぜ。この際みんなでライブドア株を買おうじゃないか。株価を押し上げて西武ライオンズ買収を応援するんだ! 初心者のための株式投資入門
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