2004年10月24日(日) |
転んでもタダでは起きないテーマパーク |
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10月22日午後3時40分頃、TDS(東京ディズニーシー)で停電が発生し、全23のアトラクションのうち7つが停止、飲食施設などの一部でも電気が消えた。このため、TDSは閉園時間を4時間繰り上げ、午後6時に閉園した。停電発生時、約1万6000人の入場者がいたが、職員の誘導で全員避難し、けが人はなかった。また、希望者はそのまま隣の東京ディズニーランドに移ったという。
影響を受けたのはセンター・オブ・ジ・アースやインディ・ジョーンズ・アドベンチャーなど7つのアトラクション、そして飲食や商品販売施設の一部である。
さて、この前代未聞の大停電だが、入場者はなかなかその事実を知らされなかった。多くの人気アトラクションが休止していた理由を「システム調整のため」と係員から説明され、客は文句を言いながらも別に暴動を起こすでもなく園内で過ごしていたのである。みんなおとなしすぎるのである。もしオレがそこにいたら、きっと係員を罵倒しまくり、入場者を扇動して大騒ぎを起こしたかも知れないのである。
しかし、いくらおとなしいといっても徐々に入場者は気が立ってきた。怒りが徐々に増幅しはじめた。怒号が飛び交い、係員が必死で謝っていた午後5時58分、場内に初めてアナウンスが流れた。「停電が発生し、復旧のめどが立たないため、本日は18時をもって閉園します」はっきり言って放送が遅すぎるのである。それではあと2分しかないのである。
しかし、その後の処置はさすがディズニーランドが日本一のテーマパークであることを納得させるものであった。
当日のTDL(東京ディズニーランド)の入園無料
その日の入園料金の返還か来年9月中旬まで有効の優待チケットの配布
優先入場整理券(アトラクションに1つだけ優先で乗れる)配布
ディズニーリゾートライン(TDLに移動するためのモノレール)無料乗車、
駐車場のチケット配布
これらの処置がすぐに行われたという。なぜかこの優待チケットは年間パスポートを持ってる人にまで配布されていたのである。(さっそくヤフーオークションで売りに出した者が多数いた。)ここまでお見事に対応されれば、客も怒りようがないのである。「また来れる!」と逆に喜んでいるのである。ただ、金曜日の入場者がたったの1万6000人だったので、混雑してる時しか知らないオレにとってはちょっと驚いた。そんなに人気がないのか。さて、停電の原因だが、変電設備の変圧器がショートしたことからメインのブレーカーが作動し、一部施設への通電が停止したものだという。このショートした変圧器が正常なものに取り替えられたことですぐに通電は再開し、翌日は通常営業できたのである。
なぜ、ショートしたのか? その原因がいかにもディズニーらしい
「ネズミに電線をかじられた!」
だったら笑ってしまうぜ。
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