2004年10月16日(土) |
おい奈良市長、税金踏み倒すなよ! |
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奈良市長、鍵田忠兵衛といえば二世市長なのである。その父親の忠三郎氏は奈良市長を1967〜1980と務めて1994年に死去した。息子の忠兵衛は父親からゼニと地盤を受け継いで市長になれたわけが、オヤジの借金ももちろん引き継がないといけなかったのである。政治には何かとゼニがかかるものだからオヤジはかなりの額の借金を残したらしい。二男である忠兵衛は今でもそれを返済しているという。
オヤジの借金の中には滞納している税金も含まれていた。1990年の市・県民税、固定資産税で286万円である。延滞金が168万円ついて合計454万円になっていた。10月14日付の毎日新聞によると、忠兵衛は当時の大川市長に1995年1月に面会し、延納・分納を求め、その後なぜか1996年3月に大川市長は、この454万円について、「徴収すべき財産が見あたらない」ということで欠損処理の決済をしていたという。
なぜ鍵田忠兵衛はオヤジから相続した税金を払わなくてもよかったのか。こいつには家や財産は全くなかったのか。ホームレスだったのか。そんなはずはないだろう。家を売らせてでもこのゼニは徴収すべきだったのだ。どうして差し押さえなかったんだ。
かくして鍵田忠兵衛は未納分のオヤジの税金を踏み倒したのである。この事情に関して同情すべき点は多い。なにしろ今でもオヤジの借金を返している孝行息子なのである。その孝行ぶりが認められて奈良市長になれたのである。やはり市民にはしっかりと支持されてるのだ。
2004年9月の市長選挙で鍵田忠兵衛が掲げた公約の一つが、税徴収の厳正化であった。自分のように税金を踏み倒す輩が出れば財政の基盤が揺らぐ。オヤジの税金を堂々と踏み倒した彼ならではの公約である。盗っ人が市長になってから「犯罪の撲滅」を主張しているようなもので説得力満点だ。
大川前市長は取材に対して「欠損処理は当時の税務部長の権限でしたこと」だと答えて自分の責任を回避した。454万円を「払わなくてよーし!」と言えるのだからなかなか税務部長も太っ腹である。オレの住む市にもそんな税務部長が居てくれれば税金を負けてもらえるのにと思ってしまうぜ。
さて、奈良市長の年収というのはいったいどれくらいだろうか。地方都市とは言っても2000万円くらいはあるだろう。税金は踏み倒すが給料はしっかりもらう!これは政治家にとっては常識である。ただ、オレが奈良市民なら絶対に市民税は払わないね。
「鍵田忠兵衛が払ったという証拠を持ってこない限りビタ一文払わねえ!」
そんなこと当たり前だろう。てめえ市民の代表じゃねえか。市長が税金を払わなくてもいいのなら、奈良市民は誰も税金など納めなくてもいいということになるぜ。たった454万くらいのゼニをケチりやがって市長のくせにオレよりも貧乏人だな。そんなゼニ、オレならすぐに株式投資で稼いでやるぜ。
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