2004年10月08日(金) |
社長令嬢をはねた信号無視男の末路 |
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家電量販大手のヤマダ電機(本社前橋市)の山田昇社長と妻は10月6日までに、2002年12月に当時26歳だった長女が信号無視の乗用車にはねられ死亡した事故をめぐり、車を運転していた当時会社員の23歳の男性(業務上過失致死罪で禁固2年が確定・収監中)に対して、総額約7億2600万円の損害賠償支払いを求める訴えを前橋地裁に起こした。
訴えによればこの男は、赤信号を無視して交差点に進入し、横断歩道を渡っていた被害者をはねた上、ブレーキをかけずにそのまま40メートル引きずって死亡させたという。7億2600万円の算定基準だが、長女が50歳で社長になると仮定し、生涯所得を少なくとも17億5000万円と試算した結果だという。娘がこのような無惨な殺され方をして、それなのにこの男は「業務上過失致死」という罪名で禁固2年という軽い罰で済んでいることを思えば、両親がその無念さを晴らしたいという気持ちはよくわかる。
オレが不思議なのは、「引きずって死亡させた」という残虐行為をも「業務上過失致死」の範囲内で処理している検察官や裁判官どもの杓子定規な思考である。なぜそれが「殺人罪」を適用されないのか。「業務上過失致死」などという罪名は、オレのような超優良ドライバーが安全にクルマを運転していて、それでも子どもが突然飛び出してきたり、へたくそなドライバーが真正面から突っ込んできてしまったりして不可抗力の事故の結果死者が出てしまった場合に救済措置として存在するものである。信号無視や飲酒、暴走行為の果てに起きた結果は「過失」ではない。それは「殺人」である。
この23歳馬鹿の起こした事故は、クルマを用いた歩行者へのテロ行為であって断じて過失などではない。だからちゃんとそれにふさわしい罰を与えるべきだったのだ。
もしもオレの身内がこんなヤツにひき殺されて禁固2年だったらオレはだまっていない。オレもそいつをひき殺して2年間刑務所でお務めしたいと思うだろう。だって交通事故は「業務上過失致死」であって「殺人」ではないのだから。もしも「殺人」で訴えられたとしても、オレはあくまで「偶然」なのだと主張するぜ。
今回のケース、請求金額をこの男が払えるわけないので、実際の所はどうなるんだろうな。弁護士の中には高額の賠償を逃れるために破産を勧めるヤツもいる。そんな取れそうもない賠償金よりも、死ぬまでヤマダ電機の倉庫で無給の奴隷でこき使ってやれよ。おっと、そんな外道の顔も見たくないか。そりゃそうだろうな。
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