2004年09月29日(水) |
こらカダフィ、てめえいったい何様だ |
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真夜中のパリ・シャンゼリゼ通りを泥酔しながら信号を無視して時速140キロで逆走したポルシェがあった。警察に停められてそのポルシェから降りてきたのは、ハンニバル・カダフィ。なんとリビアの最高指導者カダフィ大佐の息子だった。
警察の事情聴取に対して助手席の男が妨害し、追走してきたクルマからも護衛が現れて警察官と乱闘になったという。なんとも情けない話である。しかも「外交官特権」で逮捕されないためカダフィの息子はそのまま無罪放免だったとか。あの密入国野郎の金正男、ナディア・コマネチを愛人にしていたチャウシェスクの息子と並んで世界三大馬鹿息子と言いたくなるぜ。
フランスの警察内では「外交特権とは納得できない。国を代表するなら模範運転をすべきだ」と怒りが渦巻いているらしい。オレもこの「無罪放免」という措置には納得がいかない。もしも日本国内でブッシュ大統領の双子の娘がクルマを暴走させ、オレのクルマに傷でもつければ絶対に黙ってはいない。オヤジをホワイトハウスから関空まで特別機で来させて、ちゃんと詫びの一つも入れてもらうからな。少なくともフランスにだって日本の「道路交通法」に相当する法律はあるだろう。ちゃんと取り締まるべきだ。
ただ後者の「国を代表するなら模範運転」という部分は少しひっかかる。模範運転っていったい何だ。リビアなんて少し前まではイラクや北朝鮮同様にテロ支援国家に指定されていたわけだろう。イラクへの攻撃におびえて慌てて恭順の意を示しただけであって、その場しのぎの姑息な対応を行っただけである。この国の指導者階級が少なくとも「人の模範」であるわけがないぜ。しょせんテロ国家の親玉じゃないか。シャンゼリゼをポルシェで暴走というのももしかしたら新たな自爆テロの一つだったのかも知れないぜ。たまたまそこが新宿歌舞伎町のように真夜中でも人がうじゃうじゃいるような場所ではなく、ずっと物寂しい場所だったから轢かれる人やぶつけられるクルマがなかっただけのことである。(と書きつつ、真夜中のシャンゼリゼを知らないからオレにもよくわからないのだが)
オヤジが偉いから自分も偉いなんて錯覚する馬鹿にろくなヤツはいない。国会にやたらうじゃうじゃしている二世議員どもだってそうだ。たいした能力もなく努力もしなかったくせにオヤジからゼニと地盤看板を引き継いで、ただ長く議員をやることしか考えていないボンクラどもよ。おまえらもいったい何様だ。オレの払った税金で養ってもらってるくせに国会でいつも居眠りしやがってボケ。
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