2004年09月26日(日) |
おまえら誰も責任とらんのか? |
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きみはグリーンピアを知っているか?これは全国13カ所に年金保険料でつくられた大規模年金保養基地のことである。国民の健康増進のための豪華な保養施設なのである。13カ所のうち7カ所はわざわざ歴代の厚生大臣の地元に作られている。厚生大臣になったら地元にグリーンピアを誘致すると言うのが一種のお約束になってきたからである。一カ所整備するのに200〜300億円はばらまいてくれるので、地元民は二束三文の山林がゼニに化け(イナカモンドリーム)て大喜びである。だからこういう施設を造ってくれと自治体も住民も陳情するのだ。
リゾートホテルを建てて商売になるような場所なら民間が勝手に造るだろうし、客が来そうにないところなら造る必要はない。ただそれだけのことである。どうしてそこに年金のゼニを投入したのか。ただ造ることだけが目的だったからである。あとは赤字になろうとつぶれようと関係ない。そのツケを払うのはどうせ先の世代だろうし、問題になるときは自分はとっくに議員を引退して(中には棺桶に入ってるのもいるぜ)・・・ということなんだろう。
2005年度までにこのグリーンピア事業は廃止が決まっており、「雇用を守る」という名目で施設は地元に売却されている。その値段は何と建設費の4%だという。286億円掛かったものがわずか12億5640万円で売却されてしまっていたのだ。問題視されたから早く売り飛ばして幕引きしたいという姑息なやり方が見え見えである。事業を継続すれば赤字が増える。撤退すれば損をする。売り飛ばすと行っても地元自治体に体よく押しつけるだけのことであり、地元もまた負担増に困っているのである。
企業ならそんな損害を与えた責任者は左遷されたりクビになったりすることだが、官僚の場合は退職金をがっぽりもらってさらにそうした施設に天下りしていくから始末が悪い。施設で草むしりやトイレ掃除でもしてる「天下り」なら殊勝なものだがそんなことは絶対になく、豪華な部屋を用意され、高給をもらいながら余生をのんびり過ごしているに決まってる。
今回売却された施設の一つであるグリーンピア岩沼(宮城)は、厚生省年金局長が衆議院選挙に立候補(落選)した選挙区のある場所である。なんでわざわざそんな土地に造らせたんだ。偶然というにはあまりにも見え透いたやり方にオレは腹が立って仕方がない。ここまで明らかにされているのに官僚はこの不始末に対して誰も責任を取らないのだ。大勢の国民から預かった年金資金を私物化した大罪は死刑が相当だとオレは思っている。
とりあえずここでオレが罵倒しておくが、いつかてめえらにはきっちり落とし前をつけさせてやるぜ。
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