2004年09月25日(土) |
てめえ、なんで運転免許なんか持ってるんだ! |
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オレが車を運転していて一番怖いのは、生きてるのか死んでるのかわからないような老人が運転していることである。10年以上前のことだが、ゆるい登り坂で信号待ちをしていたとき、前のクルマがゆっくりとずり下がってきて、オレのクルマの前のバンパーに接触したことがあった。オレはクラクションを鳴らしてすぐにクルマから降り、前のクルマに歩み寄ると、そこには90歳を超えてるかと思われるよぼよぼのジジイが乗っていて、オレの抗議にも意味がわかっていなくてきょとんした様子だ。こんな痴呆野郎では話にならないので結局そのジジイの家までついて行って家族から修理代をふんだくったことがある。
9月24日午前10時ごろ、兵庫県加西市の理容店に、77歳の老婆が運転する乗用車がバックしながら突っ込んだ。店内にいた81歳の客が理髪用のいすと洗面台に挟まれて腰の骨が折れ、約7時間後に死亡。54歳の理髪師も胸の骨が折れる重傷を負った。この老婆は「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」と話している。そんなことは暴走する前にすぐに気づいてほしいのだ。人を押しつぶしてから気づいても遅すぎるのである。
警察の調べでは、この老婆は道路を隔てた向かいの駐車場で軽トラックと物損事故を起こし、あわてて車をこの理容店の駐車場に入れようとしてバックしたところ、そのまま約30メートル走って店に突っ込んだという。店内は割れたガラスや壊れたいすなどが散乱してむちゃくちゃになったという。全く迷惑な話である。
業務上過失致死ということで最高刑は懲役5年なんだが、年齢を考えれば執行猶予が付くだろう。もちろんこんな事故を起こして人まで死なせたわけだからもう二度と車の運転はしないと思うが。もしもオレの身内がこんな情けない事故で死ぬなんてことがあればオレは絶対にただじゃおかないだろう。加害者の家に押しかけて「おまえが死にやがれ!」と罵倒しまくるに決まってる。
実はオレのオヤジは76歳でまだ現役のドライバーだ。しかし毎晩オレと一緒にテレビで野球を見て、株式投資の話をして、孫と将棋を指してというふうに頭はしっかりしている。クルマはATではなくてマニュアルシフトだ。免許の更新の時には適性検査があったが全然問題なかったという。しかし、いつかオレはオヤジから免許を預かる日が来るだろうと思っている。老いは容赦なく人を襲うからだ。オヤジ、心配するなよ。そのときはオレが運転して温泉でもどこにでも連れて行ってやるぜ。
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