2004年09月22日(水) |
エッチを忘れた夜 |
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またしても、ジと書くところをチと書き間違えてしまった。何かを期待してこのページを開いた人には深くお詫びします。本当に申し訳ない。いつものように何も期待せず惰性でここを開いた人はそのままお読みください。
オレにとってエッチ、いやエッジは生活必需品だ。それがないとネット接続不可という人生最大の危機が訪れるのである。その大切なエッジを、オレは職場に忘れてきてしまったのである。帰宅して、さあネットに接続しようと思ってカバンを探したがない。記憶をたどってみると、どうも夕方に仕事に使ってそのままノートパソコンと一緒に置き忘れてきたようだ。オレは焦った。
もちろん電話回線でダイヤルアップ接続することも不可能ではない。3年前まではそうしていたからだ。いちおうモデムは手元にある。ただ、部屋に電話回線がない。オレの書庫兼パソコン部屋にあった電話回線は、3年前にeo64エア(関西電力の子会社がやってる、雨が降ると切れまくる粗悪なPHS常時接続環境)を手に入れた時に廃止したのである。
もちろん電話のある部屋までパソコンやモニターを運んで接続する方法もあったわけだが、オレは結局、職場までクルマで30分かけて忘れたエッジを取りに行くことにした。往復で1時間。36キロ分のガソリン代は約480円だ。阪神高速を使えば片道20分くらいで行けるが、高速代は片道700円もかかってしまう。もったいないし、どうせ夜だから道路は混まないし、オレはいつもの通勤コースをすっ飛ばした。
ほとんどクルマは走っていないのにタイミング悪く信号にはよく引っかかっていらいらした。しかもオレの前で急に車線変更するタクシーには肝を冷やし(クラクションを激しく鳴らしたが)、道のど真ん中を自殺するつもりで歩いてる酔っぱらいは思わず轢きそうになった。深夜のドライブは命がけである。寿命が5年は縮まったぜ。
とにかく信号が青になると猛然と加速し、赤になると急停止という地球環境に悪い不経済な運転を繰り返しながら予想通りの30分で職場に到着、守衛さんに門を開けてもらい、忘れ物を確保してすぐに引っ返し、帰宅してやっとネットに接続した。ふう。これで日記をUPできたぜ。しかもネタにもなった。いちおうこの日記は二年近く毎日欠かさず更新してきた。エッジを忘れてきたなどというつまらない理由で更新をやめるわけにはいかないのである。どんな困難な環境の中でもオレは更新し続けてきたのである。旅先の田舎で、グレーの公衆電話を探して30分近く走り回ったこともある。せっかく見つけて接続したら大量の虫の襲撃にあって、ノートパソコンを必死で虫から守りながら日記をUPしたことさえあるのだ。その苦労に比べればこんなことなんでもない。
好きな音楽を大音量で流しながら、夜道を勢いよくすっ飛ばすことは、オレにとって一種のストレス解消の手段だったかも知れないんだ。おかげで今夜はこんなにスラスラ書けたぜ。
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