2004年09月18日(土) |
プロ野球ストライキを回避する方法 |
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近鉄とオリックスの合併問題で紛糾しているプロ野球だが、とうとう初のストライキが決定した。阪神が優勝しない以上、もうオレにとって野球なんかどうでもいいのだが、こんな騒ぎになったのはそもそも馬鹿オーナーどものせいである。選手の給料を上げすぎたのはおまえらだろう。讀賣がいくら法外な年俸を支払っても、他球団はそれに合わせる必要などなかったのである。
年間40億の赤字なのに一人に5億も払う馬鹿球団さえある。つぶれるのは当たり前である。年間の収入と支出をちゃんと計算すれば、人件費にどれだけ支出可能かわかるだろう。その範囲内でやればよかったのである。おまえら馬鹿オーナーのやったことは、世間知らずの野球バカに法外なゼニをばらまいて金銭感覚を狂わせ、同時に自分のクビも絞めただけのことである。
選手会も選手会だ。自分たちが全く血を流すことなく要求だけしても通るわけがないだろう。なぜ一軍選手全員が年俸の5割カットくらいの譲歩を提案しなかったんだ。そうすればほとんどの球団が黒字になるぜ。近鉄とオリックスが合併しても古田がクビになるわけじゃない。熱心に交渉してるポーズを見せても本音は「どうせ他人事」なんだろう。
知恵のない野球バカどもにオレが合併封じの秘策を教えてやろう。それは近鉄とオリックスの選手全員が任意引退届けを一斉に出すことである。オリックスは選手が一人もいない両球団を引き継ぐわけである。任意引退を撤回する条件は合併の阻止と近鉄球団のライブドアへの譲渡ということにすればいい。これならストライキなんてする必要はないし、もしも選手全員の任意引退をそのまま認めてしまえば今度は他球団がだまっていないだろう。選手こそが球界の至宝である。2球団分140人の至宝を永遠に葬り去るようなことは不可能だ。
この「全員引退」という方法だが、オレはきっと誰かが思いついて提案すると思っていた。しかし、どこにも出てこないのである。近鉄やオリックスの選手は、自分がクビになるとは誰も本気で思っていないのである。どこかの球団に拾ってもらえると甘いことを考えてるから、ストライキなんて戦術が有効だと思っているのだ。オーナーどもが合併に固執するのは、来季のパリーグは球団数が減ったせいでさらに売り上げが減少するに決まってるから(だって試合数が全体で2割近く減少するから売り上げは必ず落ち込む)、さらにもう一球団を減らして一リーグやむなしという方向性を作りたいのである。
プロ野球という世界を縮小するこの方向性は、努力不足で業績の悪くなった企業が業務を縮小し、不採算部門を切り捨てて黒字部門だけになればそれで乗り切れるという論理である。まるで日本経済を見ているようである。自分の私利私欲と票集めのゼニのばらまきしか考えていない政治家どもと、新しい風を認めない馬鹿で偏狭なオーナーどもが妙に重なって見えてしまうぜ。
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