2004年09月09日(木) |
ボケ防止にはカレーを喰え! |
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カレーをよく食べるインド人は米国人に比べアルツハイマー病の発症率が4分の1しかないという。その理由がカレーの黄色成分である「ウコン」に含まれる「クルクミン」であることが金沢大大学院の山田正仁教授(神経内科)と小野賢二郎医師らの研究でわかった。このクルクミンという物質が、アルツハイマー病の原因となる物質の生成を防ぐ効果があるということらしい。この研究成果は9月30日に東京都内で開かれる日本痴呆学会で発表されるそうである。新たな治療法の開発と、食生活の改善に役立つことが大いに期待される。
アルツハイマー病は、脳内で「アミロイドベータ(Aβ)」という物質が線維状に結合して毒性を持ち、付近の神経細胞が死んでいくのが原因とされる。現在、病気の進行をくい止める決定的な治療法はないという。今回、山田教授の研究チームはAβを含む溶液にクルクミンを加えることで線維化が大幅に抑えられることを確認したという。すでに線維化したAβでも、クルクミンを加えると線維が分解した。以前にブームになった、赤ワインに含まれるポリフェノールや、ハーブの一種のローズマリーでも同様の効果が得られたという。
この際、それらの食品をまとめてとればいいのである。赤ワインをがぶがぶ飲んで、カレーを喰いまくれば大量のウコンとポリフェノールを吸収することができるのだ。老人ホームでも老人らしい和食を提供するのではなくて、カレーをじゃんじゃん喰わせればいいのである。そうすれば食事のコストを大幅に下げられると同時に痴呆になる可能性を減らすことができて一石二鳥なのである。
カレー屋の方もこの千載一遇の機会を逃してはならない。ココ壱番屋などの大手はすぐにでも「老人は割引」などのキャンペーンを打って、新たな需要を開拓すべきである。老人向けのメニューの開発にも力を入れろ。「ボケ防止」というのはやたら寿命の延びた老人たちにとっての最重要課題である。高齢化社会に一気に突入する今の日本にとってもっとも大きなテーマだ。
しかし、オレがここで想像してしまうのは、このようにすばらしい薬効を示す食品がある一方で、逆に脳の繊維化を促進してアルツハイマーを進行させる物質が他の食品中に存在するかも知れないことだ。世界のどこかに、ある食品を食べたために住民がほとんどボケてしまったような、そんな街や村がありそうなのだ。「バカの種」みたいな記憶を失わせる物質があったらどうするんだ。そういえば茗荷(ミョウガ)は人間に物忘れさせるということを読んだことがある。これは受験生が絶対に食べてはいけない食品だ。BSE騒動で知られることとなったが、脳を食べるという行為が異常プリオンの摂取でクロイツフェルト・ヤコブ病の原因となったように、食い物の中には絶対に危険なものがある。ウコンよりもオレはそれが気になるのである。早くそれを探し出して欲しいのである。
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