2004年09月07日(火) |
世界一危険な中国人ドライバー! |
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今、世界でもっとも交通事故死者の多い国はどこか。それは中国である。年間で10万人、毎日300人近い人が死んでいるのだ。中国の自動車保有台数は2400万台、これは7400万台の日本に比べてわずか3分の1の台数である。日本の交通事故死者は年間8000人程度だから死者は日本の12.5倍、ところが自動車の台数は3分の1なので、一台あたりの死亡事故を起こす率は日本の約38倍という計算になるのだ。これはものすごい高率である。
どのくらい高率かというと、毎年240台に1台が1人はねて殺してるという計算だ。そのまま続けば10年後には24人に1人が殺人ドライバーになるのである。免許取得率が50%としたら、中学校の1クラス48人で必ず一人ずつ人殺しになるということになる。なんともひどい数字である。
この原因はなんといっても、クルマを買える程度の豊かさは身につけたが、安全運転できるマナーを身につけるまでには民度が向上していないということである。(民度の低さはこないだのサッカーで有名になったところだ)要するに運転が乱暴で遵法精神が欠けているのである。中国を旅行した人は「信号なんて誰も守らない」とよく言う。それが本当なのかどうかはこの事故死者数が語っている。
「人と自転車は信号を見ないで車を見る。」
「車は信号は見ても人や自転車を見ない」
これが中国の習慣だそうだ。どちらも片方しか見ていないのである。
さすがに中国当局もこの現状を重く見たのか、交通法規を改正し、罰金を最大10倍に引き上げた。また事故を起こす率の高い初心者ドライバーは車体に「実習」と書いた楕円形のへたくそマークを貼り付けることを義務づけた。上海では総員5000人の指導員を路上に配置して、交通ルールの徹底を呼びかけることにした。年内にはさらに3000人増やすという。また、交通違反の通報者には報奨金20元(1元=13円)を支払う制度も始まった。
中国にはすでに3万キロの高速道路がある。2020年にはこれを8万キロにする計画を持っている。日本の高度成長期でさえも及びもつかない急激なペースで車社会が進行しているのである。もう大変なのである。クルマを買える程度に豊かになることは簡単だ。運転の技術を身につけること自体もさほど困難なことではない。しかし、事故を起こさないように運転するというのは実は高度な技なのである。まずそのためには教育からしっかりして欲しいのである。反日教育をガンガンやる暇があるなら交通道徳をちゃんと教えるべきである。
もっとも事故でどんどんクルマが壊れたら、その分日本車も売れるのである。日本の自動車メーカーは事故を減らす対策よりも、一台でも多く売ることにしか興味はなさそうである。これでは事故の犠牲者はちっとも浮かばれないのである。
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