2004年09月06日(月) |
じ、地震じゃぁ〜!連続じゃあ!! |
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晩飯を食った後、オレはのんびりリビングでテレビを観ていたのである。甲子園での阪神巨人戦は突然の集中豪雨で中止になってしまい、観る番組がなくなってかなり退屈していたのである。それでソファに座ったまま、うつらうつら記憶が遠のきかけていたところだった。そのときにぐらぐらまわりが揺れだしたのである。もしかしたら酔いがまわったのだろうかと思って、オレはしばらくそのままソファに座っていたのだ。すると風呂から「きゃあ〜」と叫んでハダカで飛び出してくる人間がいるのである。たかが地震くらいで何を大騒ぎしてるんだとオレはたしなめたのである。
「みっともないから早く服を着なさい」
それにしてもいつまで経っても揺れが止まらないのである。このままずっと揺れ続けたらどうなるんだと思うほど揺れている時間は長かったのだ。2分近く揺れが続いたような気がする。阪神大震災で体験した震度6の揺れに比べればはるかに小さいが、それでもかなり揺れたというのが実感だった。
これはきっとかなり大きな地震のはずだ。どこか遠くでとてつもない大地震が起きているのだろうか。関東大震災がやってきたのか。浜岡原発周辺を震源とする東海大地震が起きたのか、などと最悪の事態の到来を覚悟しつつ、ソファで腰を抜かしている父と
「いまのは震度3くらいかな?」
「いや、5くらいあるんちゃうか」
「おとん、5やったらこんなもんちゃうで。せいぜい3やで」
と言い合ってると、テレビは地震速報を流していた。大阪は震度4、和歌山・奈良は震度5弱で震源は紀伊半島沖、大きさはマグニチュード6.8ということだった。関東大震災でも東海地震でもなくてほっとした。
ただ、紀伊半島沖合という遠いところで発生した地震で大阪がこれほど揺れるということにはかなりショックを受けた。被害を確認するために書庫に入ったところ、やはり本棚の上の方に不安定に平積みしていた本が落下していた。それは自分の整理が悪かったからで被害とは言えない。しっかり固定された本棚の中の本は阪神大震災の震度6でも大丈夫だったからこれくらいの揺れで散乱する心配はない。
昨日は集中豪雨の影響で突然スカパーが受信できなくなり、短時間ながらバケツの底が抜けたような雨が降った。テレビには冠水する渋谷のハチ公前広場が映っていた。天気図を見ればまた新しい台風が近づいている。今年はまだまだ何かありそうである。台風の進路がオレの家からそれてくれることを祈るだけである。
そうして一息ついてしばらくたった午後11時57分、再び激しい揺れが我が家を襲ったのである。なんとこの二発目の方が規模も大きく、なんとマグニチュード7.3という規模だったのだ。地震そのもののエネルギーは阪神大震災クラスである。幸いに震源が紀伊半島から遠く離れていたから被害が小さかっただけである。そんなことはもちろんその時はわからなかっただけに、永遠かと思われる長い時間続いた揺れに今度こそはとこのオレも覚悟を決めたくらいだった。地震はとにかく恐ろしいのである。
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