2004年09月04日(土) |
オレは左利きだ!文句言うなよボケ |
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オレは左利きだ。エンピツは左手で持つ。自動改札に切符を入れるのも左手だ。だからいつも非常に不自然な姿勢で切符を差し込まないといけない。クルマを運転しながら助手席の女性の手を握るのは左手だ。これはかなり便利である。もっともマニュアルシフトなので手ばっかり握ってはいられないのだが。右利きであろうと左利きであろうとそんなこと個人の自由だ。
小学生の頃、オレは左利きに対する偏見のカタマリみたいなヒステリー女教師にいじめられた。そのババアはオレが左手でエンピツを持つと飛んできてモノサシで左手をしたたかに打ち据えたのだ。オレは悲鳴をあげて右手に持ち替えた。しばらく経ってからまた左手で書いてると、隣の席の女子が「センセー、江草くんが左で書いてます」と告げ口するからまた叩かれたのだ。オレはもし生涯に一人許せない人間を選べと言われたら迷わずあの隣の席の女を選ぶぜ。
懸賞金を受け取る際の手刀を左から右に直すよう、横綱審議委員会の内館牧子委員が横綱朝青龍に対して指摘したという。それに対して朝青龍は「そういう気持ちで土俵に臨みます」と話したとか。どうして左手じゃだめなんだ内館牧子。もしかしておまえはインド人なのか。だから「左手は不浄の手」なのか。朝青龍は生まれつきの左利きで、はしを持つ手も左。新入幕時から懸賞金はずっと左で受けとっていたそうじゃないか。他の力士でも逆鉾は左利きだったぞ。それをどうして今更問題にするんだ。そんなに朝青龍に対していちゃもんを付けたいのか。
日本相撲協会の広報部によれば、現在のように懸賞金を土俵で受け取るようになったのは戦後になってからで、右手で取るという規定はどこにも明文化されていない。朝青龍に殴られたことのある師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「右で取るよう指導しているが、験担ぎでもあり、癖でなかなか直らない」(オレなんかが言っても聞いてくれないという意味だろう)と答えたとか。
内舘のババアに遠慮したのか、日本相撲協会は8月31日に開かれた力士会で土俵上の所作の徹底を指導し「日本では古来右を上位としてきた。所作は右からが原則」と力士たちに再認識させたという。怒った朝青龍はその力士会を途中退席した。全くばかばかしいぜ。それに平安時代には右大臣よりも左大臣の方が上席であったことを知らないのか。歴史もろくに知らないくせにふざけたことを言うんじゃねえ。がんばれ朝青龍。左手をとことん貫いてくれ。
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