2004年08月08日(日) |
なんなんだ、この運賃は? |
携帯用URL
| |
|
昨日のことだ。オレは土曜というのに出張で朝から出かけていたのである。こんなときに必ず確かめることは、どの経路で行くのが最も安くてしかも速いかということである。目的地の最寄り駅は阪急とJR、どちらからでも行ける。ヤフーの路線検索で確認したところ、JRで行くと380円、阪急なら450円、所要時間はJRが40分(乗車23分 他17分)、阪急が38分(乗車30分 他8分)となっていた。しかし、JR大阪駅の乗り換え時間が17分もかかるというのはおかしい。実際は5分以内でできるはずなのでJRの方が安くて速いということになるはずだ。そういう判断からオレは天王寺駅で380円の乗車券を買ったのである。
一日の仕事を無事に終え、帰るためJRの駅から乗車しようとしたオレは、ふと料金表を見上げて立ち止まった。大阪駅まで170円だったからである。オレはよくJR天王寺〜大阪間を利用する。その料金は190円だと覚えている。通しで買えば380円する切符が、大阪駅まで買って残りを買い直せば170円+190円=360円になる。なんということだ。オレはそのカラクリに気づかずに、往路で20円も損してしまったのである。払わなくてもいいゼニを無駄にしてしまったという点で重大なミスである。オレは怒りに指をふるわせながら券売機で天王寺までの380円ではなく、大阪駅までの170円のボタンを押した。
さて、おかげで大阪駅で途中下車できることになったので、オレは阪神百貨店に立ち寄ることにした。地下一階で名物のイカ焼きでも喰おうと思ったのだ。しかし、階段を下りたオレはおなじみの長蛇の列に出くわして瞬間的にあきらめた。代わりに洋食焼きとネギ焼きを喰い、ミックスジュースを飲んだ。もう一度JR大阪駅に戻るのが面倒になって、目の前にある地下鉄で天王寺まで帰ろうと券売機の前まで来たが、なんと270円もしている。190円のJRよりも80円も高いのである。そんな贅沢はとてもできないのである。オレはエスカレーターで百貨店の二階まで上り、カンカン照りの下、陸橋を渡ってJR大阪駅にたどり着いた。券売機で切符を買ってすぐにホームに駆け上がると目の前に大和路快速が停まっていて、待ち時間なしですぐに乗れたのである。
結局、帰りは大阪駅で途中下車したおかげで20円も安くなった上に阪神百貨店に寄り道もできたのだ。帰ってから検索してわかったことは、大阪駅を経由する乗車券はこのような例が実に多いのである。こんなこと鉄道マニアの人たちにとっては常識中の常識なんだろうが、たまにしか鉄道を利用しないオレにとっては新鮮な驚きだったのである。
前の日記 後の日記