2004年08月05日(木) |
液晶テレビ買ったらパソコンが付いてた! |
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リビングに置いて大画面で野球を見るためではなく、眠れない深夜にこっそりと見るための小型テレビを一台欲しくて堺市内のあるアウトレットショップに出かけた。その店では型落ち品や他店の展示品など、激安の冷蔵庫や洗濯機、パソコンなどがいつも陳列されていたからだ。15インチくらいの液晶テレビ(平均で4万5000円くらい)を物色していたオレの目に止まったのは、NECのセンスの悪い液晶一体型のパソコンだった。機種名はNEC VALUESTAR H VH300/7A となっている。価格は税込み75000円である。
今回オレが欲しいのはテレビであってパソコンではない。それにその程度(モバイルAthlon 4/1.1GHz)では今の標準的な性能には遠く及ばない。しかし、液晶テレビとの差額がわずか3万円であることを思えば、どんなに値段が下がったといっても3万円で買える新品パソコンはない。「高輝度エクセレントシャインビュー」液晶というのもなんか美しそうである。さっそくいつも持ち歩いてるノートパソコンで価格をWEBチェックしてみた。最安値は78800円とある。今目の前の価格はネット上で検索した最安値よりもさらに3800円も安い。どうやら損な買い物ではなさそうだ。
オレは思い切って買うことにした。さっそく帰宅して梱包をほどき中身を確認した。まずテレビのアンテナ線を接続して地上波のテレビを映してみる。画面の美しさに驚く。色が鮮やかでしかもかなり明るいのだ。とりあえずテレビとしては合格である。これで4.5万円分は回収した。あとは残り3万円分の値打ちがあるかだ。
今度はパソコンとしての能力を試してみた。起動時間はやはりやや遅い。終了ももたつく。この程度のCPUの速さならそれもやむなしである。DVDの再生は全く問題ない。音も十分な音量で出せる。オレはとりあえず少しでも起動終了を改善することにした。システム構成ユーティリティーをいじっていらない常駐ソフトを完全にはずし、スタートメニューをWINDOWS/98などと同じクラシックスタイルに変更した。スタートアップに登録されていたものをすべて削除し、マイコンピューターを右クリックしてシステムのプロパティを開き、詳細設定をパフォーマンス優先にした。その後で再起動してみるとかなり起動時間が速くなっていたのである。どうやらこれでパソコンとしても使えそうである。少なくともメインマシンが故障したときのピンチヒッターには十分だ。
リビングのテーブルの上で設定作業をしていたオレの後ろから母が声を掛けた。「それ、ゲームもできるの?」ああ、この液晶テレビの運命は、老母のためのボケ防止用ゲームマシンになってしまうのかも知れない。
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