す、すみません。題名に「H”(エッヂ)はすごい」と書こうとして、間違えて濁点をつけないままENTERキーを押してしまいました。エッチを期待してこの日記を開いた人にはお詫びいたします。どうかブラウザの「戻る」ボタンをクリックして他の日記をお読みになってください。エッチじゃないものを読むつもりでこの日記を開いたまじめな読者の方々はそのまま以下の文章をお読みになってください。
オレは関西地区限定のプロバイダであるケィ・オプティコムのeo64エアというサービスを利用していた。月3000円という低料金でPHSの機能を持った通信カードによるモバイルインターネットがやり放題だったからである。
しかし、このeo64エアにはさまざまな欠点が存在した。それはサービス地域が狭すぎるということと、コンクリートに遮られて建物内での受信状況が極端に悪くなることであった。また天候にも影響を受けやすく、曇った日や激しい雨の日は受信状況が悪くなった。近畿地方以外に旅行してeo64エアのサービス外になるときは通常の電話回線でダイヤルアップでアクセスしたが、ホテルの電話でつなぐ外線電話の料金がかなり嵩んでしまった。
7月下旬の首都圏への出張を機に、オレはモバイル通信の手段をKDDIのAirH"(エアーエッジ)に変えることにしたのである。たまたま通信用のカードがコジマで1円だったこともあり、衝動契約してしまったのである。つなぎ放題コースにオプション128を加えると月額8800円もかかるのだが、通信の快適さには代えられない。
出張の日が来た。オレは座るために、最寄り駅でわざと準急ではなく各駅停車に乗った。座席ではすぐにノートパソコンを取り出し、AirH"での通信が可能かどうか実験してみた。IEを起動するとすぐにネットにつながった。無事通信できそうだ。電車の速さくらいの移動ならOKだったのである。しかしもっと速かったらどうだろうか。
新大阪からのぞみに乗った時、オレは当然のようにそこでもノートパソコンを開いて試してみた。なんと、そこでもつながったのである。しかし、速度がどんどん上昇するとやはり通信が不安定になる。WEBページを開くのにものすごく時間がかかるのである。128Kの通信速度どころか、まるでパソコン通信時代の2400BPSの時代遅れのモデムを使っているような感覚である。ただ、テキストを表示するくらいならなんとかなる。オレの日記を開くくらいならかろうじて可能だったのだ。時速200キロでもつながるとはなんてエッジはすごいのだ。オレは改めてAirH"に変えたことの価値を理解した。これなら月8800円しても許すぜ。
前の日記 後の日記