2004年07月10日(土)

参議院選挙を大胆に予測する！

携帯用URL

　「今度の選挙では自民党が負けるかも知れない」

　この予想が流れたために外国人の投資家が日本株買いをためらい、日経平均はこの数日で５％近く下がったと言われている。「与党が負けると株価が下がる！」いつもながらの自民党の巧妙なプロパガンダである。そんなことを言われると投資家のオレなどは「自分のゼニを守るためには自民党に投票しないといけないのだろうか」とマジメに悩んでしまうのである。バブル景気の頃から比べればいったいどれほど株価が下がったと思ってるんだ。その間ほとんど自民党は政権にあったじゃないか。


　別に自民から民主への政権交代が起きたところで、どっちも政治献金容認派だしゼネコンと組んでの大規模再開発は大好きだし、どちらの党の政治家もボンクラばっかりだし大差ないというのがオレの正直な感想である。消費税値上げという点でも意見は双方みごとに一致している。だから別に民主党が政権を取ったところであわてて日本株を売却する必要など全くないとオレは言いたいのだ。

　共産党が勝つとか社民党が50議席を獲得するなどという政治史の大転換を期待するほどには、国民は日々の生活を変えたいとは思っていないのである。いろいろと不満はあるけどそれなりに喰っていけるし、失業率は相変わらず高いけど飢え死にするほどじゃないし、なんとも安穏とした国家であることに疑いの余地はないからだ。そういうわけで今回の選挙、多少議席は減るかも知れないけど自民＋公明党の安定多数は変わらないとオレは断言する。

　そういうわけで今日は値上がり前に株を買っておく絶好のチャンスだったのだ。たぶん「与党勝利」という報を確認してから外国人投資家は一斉に日本株買いを再開するだろうから。しかし、オレが今日指し値していたいくつかの銘柄は結局目標の価格まで下がらずに買えなかった。さて、この結果が吉と出るのか凶と出るのか。すべては日曜の深夜に明らかになる。

　地元の大阪選挙区では、３議席のうち公明の１議席はほぼ決まりという感じなので残る２議席を自民、民主、共産、辻元清美が争っているのである。辻元だけ名前を書いたのは他の候補者の名前さえもオレは覚えていないからである。誰もインパクトに欠けるのだ。民主党の候補者の応援を島田紳助がしているらしい。もしも投票用紙に「島田紳助」と記入されたものが大量に発見された場合どうするのか。それを民主党候補の得票にするにはかなり無理があるので無効票にされるのだろう。

　あのセクハラ知事横山ノックが君臨し、西川きよしがお笑い枠１議席を守り続けた大阪。島田紳助には辻元清美と対決してぜひとも候補者の一人として参加して欲しかったのである。もちろんオレはこの両者に入れるつもりなど毛頭ないが。

My追加