2004年07月06日(火) |
えっ?ほんとうにお母さんなの |
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日本政府は7月5日、北朝鮮による拉致被害者の曽我ひとみさん(45歳)と、夫のジェンキンスさん(64歳)ら一家4人をインドネシアの首都ジャカルタで7月9日に再会させる方針を固めたということが複数の政府関係者によって明らかにされた。
政府は家族再会のニュースを参議院選挙に都合良く利用するために投票日の7月11日より前の再会実現を焦っていたのだが、北朝鮮とインドネシア両政府には卑怯にもこの本音を隠して「早期実現希望」とだけ伝えていたのである。何ともせこい連中である。北朝鮮側から正式な回答があり次第、細田博之官房長官が正式な日程を発表する予定であるという。もしも実現すれば曽我さんが日本に帰国して以来、実に1年9カ月ぶりの家族再会となる。
北朝鮮からの正式回答があり次第、日本側が随行職員を乗せたチャーター機でジェンキンスさんらを平壌に迎えに行った後にジャカルタ入りし、曽我さんはその前日に民間の定期便で中山恭子内閣官房参与らとともに日本から直接ジャカルタに向かい、現地でジェンキンスさんらと合流する方向だという。再会場所はジャカルタの在日本大使館近くのホテルを準備している。
家族再会後の予定に関してはまだ決まっていないが、ゆっくりと家族が長期滞在できる場所に移る可能性もある。曽我さん一家の再会準備のため、警察庁主体の政府の先遣隊は5日午前、ジャカルタに向け出発した。また二橋正弘官房副長官は同日、外務省の斎木昭隆アジア大洋州局審議官を首相官邸に呼び、再会への対応を指示した。多数の政府関係者の出張や移動に掛かる経費は約5000万円とも伝えられる。警備など現地の警察に任せればいいと思うのだが、外務省の役立たずの連中が員数あわせのためにたくさん出かけるみたいである。まあ、一人一人の無能さを人数でカバーするお役所仕事とはこんなものである。そんなこと、民間の旅行会社に丸投げしたら100万円くらいでやってくれるだろう。
ただ、オレが大いに危惧するのは曽我ひとみさんのことである。帰国後の彼女は家族と離ればなれになったストレスなどもあって激しく体重が増加したように思えるのだ。まん丸になった顔写真はすっかり別人である。ジェンキンスさんも、愛する妻の変わり果てた顔にびっくりするのではないか。二人の娘も「こんなふとった人、お母さんじゃない!」と叫ぶのじゃないだろうか。ふくよかな姿になったことを「幸せそうだね。やっぱり日本に帰ってよかったね」と好意的に受け取ってくれるのだろうか。オレはそれが気になってならないのである。少なくともオレがジェンキンスさんの立場なら
「なんだおまえは幸せそうにブクブクと肥りやがって!」
と罵倒しながら涙を流して抱きしめるだろう。
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