2004年07月03日(土) |
参院議長、借りたゼニ返せよ! |
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金持ちになる方法には二つある。一つ目は多くのゼニを稼ぐこと、二つ目は借りたゼニを返さないことである。倉田寛之参院議長の父親、倉田保は元千葉県議で、松戸信用金庫の2代目理事長を約20年間務めていた。その関係で倉田寛之は1963年に大学を卒業した後、同信金に就職した。高度成長の時代に親のコネで田舎の信用金庫に就職したのだから、たいして優秀な学生ではなかったと推測できる。しかし、彼にはその信金のゼニを私物化しようと言う恐るべき野望があったのだ。
1983年8月〜1984年12月の6回にわたり、手形貸付として計4億6800万円を倉田寛之は松戸信金から借り入れた。2001年12月現在での借金残高は4億5090万円だったが、さすがにそんなに多額の借金はカッコ悪いと思ったのか、2001年度の資産等報告書の借入額は1億6000万円と虚偽記載していた。ちなみに参院議長というのは議員の資産報告を統括する立場にある。その責任者のくせにウソを提出していたのだから情けない。
そんなに借金していれば毎月の返済はすごい金額になると思うのがまともな市民の感覚だ。その10分の1の額の住宅ローンの支払いだってなかなか大変なのだから。ところが倉田氏が返済していたのはわずかに月額20万円でしかなく、これでは元金を完済するのに187年もかかってしまうのである。ようするに初めから踏み倒すつもりでいたわけである。毎年6000万円ずつの利息が膨らんで負債総額は今や13億7600万円にのぼる。しかし、この男はこれだけの借金をしながら全く浪費をやめなかった。1992年には函南に別荘を新築、1995年には松戸駅前の建物を取得、1997年には市原市の妻所有の土地に居宅を新築していたのだ。全くあきれた金銭感覚である。
この世にはわずか100万や200万の借金が返せないことを苦にして飛び込み自殺や首を吊ったりする人がいる。その一方で十数億の借金を踏み倒しながら堂々と国会議員をやってる厚顔無恥な男もいるのだ。こんな外道が参院議長だから国会財政は完全に破綻しているのに公共事業の大盤振る舞いは止まらず、官僚は天下って税金を食い物にし、その上さらに消費税の税率をアップして庶民のゼニを搾り取ろうとしているのである。松戸信用金庫に大切なゼニを預けたのは中小企業の事業主や自営業者、そして名もない数多くの庶民だったはずである。その尊いゼニがこのクソ野郎に湯水のように浪費され、踏み倒されたのだ。怒らなければならないのは善良な預金者たちである。それにしても、千葉にはこんな腐った政治家しかいないのか。
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