2004年06月23日(水) |
猛暑でもうかる会社はどこだ? |
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台風が通過した日本列島を襲ったのは猛暑だった。もともとクソ暑い大阪はともかく、関東地方でも軒並み最高気温は30度を超えて今年一番の暑さとなったのである。そんな暑さの中で、日経平均株価は小反落したのに猛暑で業績が伸びそうな飲料、ビール、エアコンメーカーの株には買いが集まったのである。投資家の行動は割と単純だったのだ。
最近は日本茶だけでなく商品を次々と拡大している飲料メーカー、伊藤園は前日終値比270円高の5110円で取引を終え、年初来高値(終値ベース)を更新して2002年1月以来約2年5カ月ぶりに5000円台を回復した。ビールメーカーも堅調で、アサヒビールは終値で同14円高の1210円、キリンビールは同4円高の1105円とそれぞれ2日続伸した。エアコン製造の富士通ゼネラルも同31円高の570円と値を上げたのである。
気象庁が5月に発表した3カ月予想でも、今夏は昨年よりも暑くなる見通しだという。(もっとも昨年が極端な冷夏だったので当たり前のことだが)。ハイテク輸出関連などの円高・円安によって業績が大きく左右される企業ではなく、食品や医薬品などの景気に左右されにくい部門に投資家が目を付け、今回のような『猛暑関連銘柄』が狙われたことは明らかである。後はまだ上昇していない銘柄を探し出してこっそり買っておくことだ。暑くなれば人はどんな行動を起こすかを予測すればいいのである。
ちなみにこのオレも暑さは大の苦手だ。部屋のエアコンの設定温度は20度だし、クルマの中でも設定温度20度の冷気を吹き出させている。それくらいガンガン冷やさないとオレは耐えられないんだ。オレのような勝手な人間が多いせいで、エアコンの排気熱が大阪をますます暑くするのである。自業自得なのはわかっているが、それでもせめて夏の間だけでも長野県や北海道に移住したいくらいなのである。実は大阪の暑さは那覇、鹿児島についで3位なのだ。
そんな悲劇の熱帯都市である大阪に住むオレは、この暑さを少しでも緩和することが大阪市長や大阪府知事の最大の仕事だと思っている。やいてめえら、少しはヒートアイランド現象の緩和のために街の緑化や透水性舗装の普及のための努力をしやがれ。それができないのなら大阪市をすっぽりドームで包んで全市冷房を行うとか、人工降雨で毎日3時間おきに夕立を降らせるとか、住民にアイスクリームやかき氷を無償提供するとか、暑さ対策をちゃんとやってくれ。もう辛抱たまらんぜ。
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