2004年06月18日(金) |
大阪のオババはサイコロ賭博がお好き |
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オレはサイコロ賭博なんて映画の中だけの世界だと思っていたのである。藤純子演ずる緋牡丹お竜が刺青をいれた肌もあらわに壺を振る、あのゾクゾクするヤツである。まさかそんなバクチが今も派手に行われているなんて想像もつかなかったのである。仮にあったとして、そんなところにやってくる客はどうせヤクザばかりだろうと思っていたがそうではなく、なんと大阪ではババアの客が急増しているらしい。今や大阪のオババにとって、サイコロ賭博はパチンコに代わる新たな娯楽なのである。
もちろんこれは法律違反だから、警察が賭場に踏み込めばたちまち検挙されることになる。そういうわけで主婦らが常習サイコロ賭博容疑で現行犯逮捕されるという前代未聞のケースが大阪では相次いでいるのだ。大阪府警は今年に入ってからの半年で客16人を摘発し、そのうち女性が4人だった。
捕まった4人の女性は60代〜70代で(おばちゃんというよりはおばあちゃん)で、「若い組員の礼儀正しい姿を見ていると気分が良かった。飲食サービスもあり、ついつい通った」と供述している。このババアたちにとって賭場はホストクラブに通う感覚に似たものだったのである。大阪府警ではこの事態を重く見て、「暴力団犯罪に加担しているという認識を持ち、参加は絶対にやめるように」とアピール。増えつつある女性客の参加を警戒しているという。
今回検挙された賭場があったのは西成区山王のアパートである。その一帯では粗悪な裏ビデオや裏DVDが1000円程度で売られていたり、そこら中に覚せい剤の売人がたむろしていて一見さんでも簡単に購入できたりする日本最悪の無法地帯である。オレも何度か客と間違えられて、覚せい剤の売人がクルマに近づいてきたことがあるくらいだ。こんな立派な紳士が覚せい剤を買うわけないやろボケ!
賭場にやってきた客に対しては見張り役が近くの表通りから礼儀正しく先導し、帰り際には、5000円程度の手土産などを丁重に差し出し、(ババアに向かって)「いつも若いですね」とお世辞を振りまくこともあったという。逮捕されたババアどもは「若い組員の接客態度が良く、独特の雰囲気にのみこまれた」などと何の罪の意識もなく語っている。全く困ったババアどもだぜ。
それにしても人間とはつくづくバクチが好きな生き物である。もう枯れ果てたような年齢になっても嬉々としてサイコロ賭博に打ち興じるあさましいババアどもは、きっと三途の川を渡るときさえも鬼のパンツの色を賭けの対象にするのだろう。こりゃ当分くたばりそうにないぜ。
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