2004年06月13日(日) |
逆走ドライバーから身を守れ! |
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高速道路の逆走による事故は年間に30件近く起きている。双方がかなりスピードを出していることが多く死亡する率も高い。また、このような事故を起こすのは判断力の衰えた高齢者(いわゆる痴呆運転)、飲酒運転している壮年者(いわゆる泥酔運転の馬鹿)、免許を取ってから日が浅い若いドライバー(ただの無知)の3種類だということである。
事故につながった例だけで年間30件だから、北海道のムネオロードのように交通量の少ない田舎の高速道路のおかげで運良く事故につながらなかった例はそれこそ日本中で無数にあるのだろう。オレも一度目の前をすごい勢いで逆走するドライバーに真夜中の西名阪道路でお目に掛かったことがある。今思えばぶつかって死なずに済んで良かったぜ。
6月11日午後9時半ごろ、関越道下り線六日町―小出インター間で、新津市の電気工事業大泉幹夫さん(61歳)の軽トラックが、5キロ以上にわたって逆走し、対向してきた乗用車など6台に次々と衝突した。この事故で、逆走した大泉さんと、衝突したクルマのドライバー2人の合計3人が死亡、後続車両の7人が重軽傷を負った。新潟県警高速隊の調べでは、事故現場は、関越道大和パーキング出口付近。大泉さんは新潟方面に向かって走っていたが、小出インター付近でUターンして下り線を逆走したらしい。
逆走したドライバーが死亡するのは本人の落ち度だが、巻き込まれて殺されるのだけは勘弁して欲しい。これから高齢ドライバーが増加すればそんな事故もますます増加するだろう。逆走事故を防ぐためにも本格的に対策を講じる必要がある。道路上にセンサーを設けて、逆方向に走る車両を感知したらすぐに警告灯がその進行方向で点灯し「逆走バカ出現注意」と電光掲示板に表示され、対向車は減速または停止して馬鹿をやり過ごすことができるようにしてくれないものか。
一番根本的な解決は免許取得や更新の条件を厳しくして馬鹿を撲滅することだが、それは絶対に無理だ。だったら次善の策として、まっとうなドライバーが自分の身を守れるようにしていて欲しいものである。オレはRV車が歩行者をはねとばすための巨大なガードをバンパーの上につけていることに対して批判的だったが、逆走車から自分の身を守るためだと聞けば納得してしまう。少なくとも原形をとどめないくらいに事故で破壊されたクルマの写真を見れば、こんな目にだけは遭いたくないとつくづく思ってしまうのである。
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