2004年06月05日(土)

ハゲ１００人に聞きました

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　ＴＶでＣＭをバンバン流している衣料用洗剤は、実はアトピー性皮膚炎の原因物質のひとつである。そんなこと、その病気で苦しむ人にとっては常識なんだが、この事実は洗剤メーカーの強力な圧力によって封じ込められていた。オレは自分の皮膚炎の原因に関して皮膚科医に「衣料用洗剤が原因じゃないですか？」と質問したことがあるが、医師は素人に自分のわからないことを指摘されたのが気分悪かったのか、「そんなことは絶対ありません！」と断言したのだ。（二度とその藪医者にはかからない）それでオレは自分で肌に洗剤を塗布試験してみてやっと湿疹の原因を特定したのだ。

　主婦の友社から出版されていた「アトピー性皮膚炎は治る」（権東明）という本の中では、「すすぎを十分行って洗剤の化学成分を洗い流すのが大事」と書かれている。他の本でもたいてい「よくすすげば大丈夫」と書かれている。それはまっ赤なウソだ。いくらすすいでも完全に洗い流すことは不可能で微量の成分は残る。皮膚はその微量の物質に反応するのである。それを防ぐにはシャープから発売されている洗剤のいらない洗濯機で洗うか、肌への刺激の少ない天然成分100％の粉石けんで洗うしかない。

　2004年５月27日付の朝日新聞では、滋賀医大の杉浦久嗣講師が「すすぎ残し、アトピーに影響か」と指摘している。症状の軽いアトピーの患者を対象にして、洗剤のいらない洗濯機を使った場合、80％の患者で症状が改善したという。この研究の結果如何によっては売れ行きに影響を受けることになる洗剤メーカー各社は一斉に反発し、日本石鹸洗剤工業会は「洗剤は標準使用量以下では効果が出ないので量を減らすのはおすすめできない」とした上で、主成分の界面活性剤は通常の使用で皮膚にアレルギー性や刺激性を示さないことが確認されている」と答えている。謙虚に受け止めるどころか、傲慢にも開き直っているのだ。

　ついでに疑うならオレは一部のシャンプーには頭を禿げさせる成分が含まれてるとにらんでいる。ただ、両者の因果関係を説明するのが困難なだけである。日本中のハゲの人を対象にして「どんなシャンプーを使っていたか」というアンケートを採れば、必ず頭を禿げさせる危険なシャンプーが見つかるはずである。これは重要な調査だと思うのだが、ハゲを片っ端から捕まえてシャンプーの銘柄を訊ねるというその行為があまりにも失礼千万なのでなかなか実行に移せないのだ。やっぱりＷＥＢ上でアンケートをとるしかないのか。「ハゲ1000人に聞きました」とか。

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