2004年05月16日(日) |
ティッシュ業界の陰謀を許すな! |
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独身男性の必需品と言えばやっぱりティッシュペーパーである。オレがまだ高校生だった頃のような昔はまだまだ高価で、5箱で298円なんて安売りはなく、一箱単位で売られていた記憶がある。
大学生になって京都で暮らすようになり、その必需品を購入することになった時、銀行のキャッシュコーナーにポケットティッシュがよく置かれてることに気が付いた。預金者であるオレは当然の権利としてそいつを持ち去った。中でも富士銀行出町支店は特に気前が良くて、箱入り(通常の半分の厚さ)のティッシュが積まれていたのである。一週間のうちに何度も出かけては補充される時間を確認し、その時間を見計らって一度に数箱持ち帰った。
そういうわけでオレは京都で暮らした大学生活の四年間、ティッシュペーパーをほとんど買う必要がなかったのだ。その時に染みついた習性なのだろうか。今でも駅でサラ金屋が配っているポケットティッシュは必ず受け取ることにしている。
さて、このティッシュペーパーだが、数年前から箱をスリム化して薄くしたものが登場した。枚数が同じなら収納時にスペースを取らない方がいい。しかし、いつのまにか箱が薄いだけではなく中身も少ないものが混じるようになった。内容量が200組入りじゃなくて150組入りなのだ。うっかり安さに釣られて買ってしまってから中身が少ないことに気が付く。298円(200組入り)と248円(150組入り)を比較した場合、一組あたりの値段は前者が1.49円で後者が1.65円と、後者の方がかなり高くつくのである。最近はこの150組入りのティッシュがかなり目立つのだ。
また、一枚一枚のティッシュペーパーも薄くなった気がする。そのせいか、鼻をかんだときに手が鼻水で汚れてしまうのだ。薄すぎてきちっと鼻水の水分を吸収できないのである。そんなことでは独身男性の最大の用途も十分に満たせないのである。少し濡れるだけですぐに破れて張り付いてしまうようでは欠陥商品である。外箱を薄くして、その薄い箱に消費者を慣らしてからさりげなく中身を減らすというこの陰謀に我々は気づいていただろうか。製紙業界がそろって仕掛けてきたこの卑怯な陥穽に対し、オレたちせこい消費者は断固として立ち向かわなければならない。
とりあえず今すぐできることは、150組入りティッシュを間違って買わないようにすること。薄くて役立たずのティッシュを見つければ、鼻水で手が汚れたという苦情の手紙を会社に送りつけることだ。独身男性よ、立ち上がれ!
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