2004年04月26日(月) |
大使館員はワインを飲むのがお仕事 |
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在フランス日本大使館が2000年3月の1か月間に、外交機密費からワインやシャンパン代金、着任レセプション費用などで約990万円を支出していたことが4月24日、読売新聞社の情報公開請求で分かった。このうち酒購入費は約849万5700円に上っており、平均すると1日当たり約27万4100円払ったことになるという。
フランス料理に関する知識は海老沢泰久さんの伝記小説「美味礼賛」くらいしかないオレにはその金額が妥当なものなのかどうか判断できない。高価なワインが存在することはこのオレも知っている。ただ、パーティーの費用の中でワイン代の占める比率がこんなに高いはずはないと思うのだ。大使館にはもちろん料理人もいるだろうから料理は自前で安く済ませたのか。もしかしてつまみはかっぱえびせんと柿の種だったとか。
この着任レセプションにはどんな出席者があったのだろうか。日仏双方からいったい何名づつ、どんな立場の人が出たのだろうか。酒代だけが突出してるのはどう考えても不自然だ。どう考えても金額が大きすぎるのである。そのゼニが日本国民の税金から支出されてることを思えば、こんな浪費が果たして許されるのだろうかとオレは腹が立って仕方がない。てめえら大使館員が日仏親善のためにすばらしいお仕事をしていて、実際にその成果をあげてるのならそのお祝いくらいはしてやってもいい。ところがフランスのメディアの日本に関する報道は偏向した内容ばかりだ。酔いつぶれてるどころじゃないだろう。ちゃんと仕事をしやがれ。
公開された文書によれば、同大使館は「情報収集用公邸設宴」の名目で、ワイン代として784万4600円(当時の為替レートで換算)、日本酒代2万9400円、シャンパン代約62万1700円を支出したという。(日本人ならもっと日本酒を飲みやがれ。)他にも在中国大使館が382万2100円、在フィリピン大使館が324万4300円、在ホノルル総領事館が56万2700円をそれぞれ酒購入費として支出していた。大使館員は飲んべえの集団だったのである。
ワインの銘柄や本数は「外交儀礼上支障を引き起す可能性がある」(内閣府情報公開審査会)として非公開になっているという。そりゃそうだろう。実際は大使館員が山分けしたゼニを帳尻あわせのためにワインを買ったということにしてごまかしているのだから、その内訳を答えられるわけがないのである。外交機密費で競走馬を買って愛人の名前を付けていたクソ野郎がいたが、結局のところ少しもこいつらの性根は変わってないのである。そんな情けない連中がフランスで日本人代表として外交の第一線にいるのだ、対日感情が悪化して当然である。
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