2004年04月18日(日) |
国民年金の時効を廃止せよ! |
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自営業者らが加入する国民年金で、支払期限後でもさかのぼって納められる2年間を過ぎて「時効」となり、徴収できなかった保険料が、公的年金制度が現在の形になった1986年度から2002年度までの17年間で約8兆1307億円にのぼることが4月16日分かった。
保険料を納めないと年金額がその分減り、無年金になる可能性もあるわけだが、江角マキコに代表される横着なヤツらの増加で保険料未納率は2002年度で37%に達している。この17年間に本来本来徴収すべきだった保険料の総額は35兆6989億円だったわけだが、実にその23%、約四分の一が時効によって徴収不能だったわけである。
時効になる額は年々増加し、2002年度の時効分は8194億円と一兆円に迫る勢いである。社会保険庁が未納者に督促状を送れば時効が停止するが、送付実績は1987〜1991年度のわずか66件しかない。本気で取り立てようとする気がないのである。「未納でも本人の年金が減るだけ」と開き直った社会保険庁は1992年度以降は督促状を送ることも止めてしまったのである。集めることにはちっとも努力しないのに、グリーンピアとかを建設して年金を無駄遣いすることにはとても熱心なのである。そりゃ誰だって稼ぐよりも使う方が大好きだが。
未納者増加が問題になってやっと今年の1月に、支払い能力がある悪質滞納者500人に督促状を送付、13年ぶりに強制徴収を再開したのだが、これはどう考えてももう遅すぎる。
さて、現在は月額1万3300円の国民年金保険料だが、一括納付という制度はないのだろうか。60歳までの分を一括で支払えばいくらか安くなるとか、将来の値上げ分を負担しなくて済むというようにすればどうなんだ。時効なんてものも廃止して、宝くじが当たったときとか競馬で大穴を当てたときに、まとめて過去の10年分を一気に払えるようにでもしたらどうなんだ。
仮に現在の金額で25年分を一括納付しても400万円もいかないんだぜ。その程度の金額でとりあえず年金が死ぬまでもらえるのだから安いもんじゃないか。それにしても時効がどうたらとか、みんなものごとをマジメに考えすぎだ。こんなもの、自分の命を対象にしたバクチとどうして割り切らないんだ。年金がもらえる前に死んだら負け、受給するまで生き延びたらとりあえずは負けなし、もしも長生きして払った年金分よりも多く取り返せれば勝ち、ただそれだけのことじゃないか。しかも国はテラ銭をピンハネするんじゃなく、税金からさらに足し前してくれるんだぜ。こんなおいしいバクチはないだろう。それともみんな年金をもらえるまで生き延びる自信がないのか。国民年金を払ってないような神経の図太いヤツほど長生きするんだぜ。
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