2004年04月19日(月) |
乳首クリームの謎を解明せよ |
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100円ショップで偶然にピンクのちくびクリームという商品を見かけた。「乳首を愛らしいクリアな色に」と書いてある。それはいかなる商品なのか、オレは大いに興味を持った。
昔、嘉門達夫に「哀愁の黒乳首」という曲があって、たまたま乳首が黒く生まれついた少女が、そのことをあれこれ悩むという内容の歌詞だった。妊娠すると色素が沈着して乳首が黒くなるそうだし、遊んでる女は乳首が黒くなるという俗説もある。はじめて男性の前でハダカになったときに、黒い乳首を見た男性が女性のことを誤解するということも大いにありそうだ。そういう悩める女性たちのためにこの乳首クリームは存在するのだろう。
しかし、それはいかなる効用をもたらすものなのか。黄色い歯を白く見せる塗り薬のように、乳首の色をごまかす一種のファンデーションのようなものなのだろうか。だとしたらせっかくピンク色に見せることができたとしても、入浴したり舐められたりしたらたちまちその色は落ちてしまうはずだ。舐めたら味がするだろう。(いったいどんな味なのだろうか。)味がする以上必ずその卑怯な工作は男性にバレてしまうのではないのか。
オレはその商品を手にとってよく確かめてみた。桃の葉エキス(うるおい成分)含有と書かれている。なんだか効果がありそうだった。帰宅してからもこの「ピンクのちくびクリーム」のことが気になってネットで検索してみた。そこでオレの勘違いも明らかになった。どうやらファンデーションのように塗ってごまかすものではなかったのである。塗り続けていると本当に色が薄くなっていくらしいのだ。ネット上の掲示板の多くの人の書き込みを見る限りにおいて、たった100円のこの商品がかなり効果があることがわかった。多くの悩める女性が愛用していたのである。修学旅行までに乳首の色を薄くしたいという乙女の切実な悩みをかなえられる画期的な商品だったのだ。
しかし、オレはもう一つの疑問も持ったのである。乳首ではなくて肌の色の黒い人がこの商品を塗ったらどんどん色が薄くなるのか?顔全体に使用したらどうなるのか?たった100円である。大量に買ったとしてもたいした出費ではない。本当に効果があるのならどんどん使えばいいのである。今はプチ整形が大流行だ。それに比べれば色が変わるくらいたいしたことではない。実はオレの乳首も少し黒いのである。しかし、そんなものを買えば変態と思われそうで買いにくいのだ。誰か代わりに買ってくれ。
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