2004年04月16日(金) |
ああ、阪神は本当に弱かった・・・ |
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オレが今年の阪神の行く末を案じて「「もしかして今年の阪神は弱いのか」?」という日記を書いたのは4月8日のことである。わが国には「言霊信仰」という伝統がある。不吉なことであってもうっかり言葉にしたらそれが実現してしまうという意味だ。古事記に登場するヤマトタケルが命を落としたのも自身の言葉が招いた災厄だったのである。
オレはそのような不吉な日記を書いてしまったことを今猛然と反省している。日本中の阪神ファンに心から謝罪したいと思っているくらいだ。それにしてもどうしてこんなことになっちまったんだ。オレがその日記を書いてから一週間、阪神は昨年の勢いを取り戻すことなくついに4月15日夜、2001年までの定位置であった最下位に転落したのである。
なぜこのようなことになってしまったのか。オレはついついあの肥った男のことを思い浮かべてしまう。昨年の日本シリーズで阪神の4敗のうちの2つを稼ぎ、今年も開幕3連勝の勢いを打ち砕いたあの肥った男、伊良ブーである。前半戦こそそれなりに通用したが、クセを覚えられた後半戦ではすっかり研究されて盗塁されまくりだったわけで、翌年は通用しないと多くの阪神ファンは思っていたはずだ。それなのに大幅な年俸アップ+二年契約だったのである。これでは働く意欲を失って当然だ。案の定、ろくに練習もせずに肥った身体でキャンプに現れ、流感で休み、お情けで開幕ローテーションに入れてもらったものの全く期待はずれの結果だった。野球選手と言うよりはただの肥ったブタ、伊良ブーが昨年の雪辱に燃える横浜や広島の打線に通用するわけがなかったのである。
今日の試合もスカパーでオレは最後まで観戦した。甲子園は今夜も満員だった。ガラガラの東京ドームで中日と延長戦を戦うあの球団と違って、阪神ファンはリードされた試合でも最後まで帰らずに熱い声援を送っていた。オレも必死でテレビの前にかじりついてた。しかし、9回裏、阪神の最後の攻撃は広島の永川の前にみじめにも三者連続三振で終わってしまい、その瞬間に阪神の最下位が確定したのだった。
さて、ここから阪神は復活できるのだろうか。あの肥った男はなんと自分から二軍降格、再調整を申し出たそうである。男なら年俸も返上するくらいの心意気を見せて欲しいものである。このような日記を書いているオレも心の中では「明日から連勝だ!」と密かに思っているのである。全く阪神ファンというのは懲りない存在である。
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