2004年03月30日(火) |
島田楊子はなぜ交通事故を起こしたのか |
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「砂の器」が最初に映画化されたとき、ヒロインが島田陽子(当時はこの字だった)だったということを覚えている人はどれほどいるだろうか。ヘアヌード写真集「キール・ロワイヤル」に心をときめかせた中年男性はかなり多かったのである。そんなふうにおっさんたちのかつてのアイドルであった美女の接触事故と聞くとついつい野次馬根性を出してしまうのである。
島田楊子は3月24日午後7時20分ごろ、首都高速入谷ランプ入り口付近で、車線変更の際、右側を走っていた文京区の男性会社員の乗用車に接触したという。しかも彼女は日本の運転免許を所持していなくて、カナダの国際免許証で運転していたという。なんと無免許運転の可能性もあるというのだ。
無免許で乗る人には2種類ある。一つは事故や違反で取り消された場合、もう一つはあまりにも下手くそなので教習所を卒業できないという場合である。さて、彼女の場合はどちらなのだろうか。オレは過去に何度か首都高速を走ったことがあるが、とても走りにくかったのである。右から合流する入り口もあれば左から合流するところもある。構造的に明らかな欠陥としか思われない箇所もあるのだ。オレのような高度な運転技術を有するドライバーですら走りにくい首都高速、島田楊子が後者の「運転が下手」の事例ならば事故もある程度仕方がないと思われるのだ。
それにしてもなぜ首都高速が走りにくいのか、オレはひとつの可能性を思いついた。それは、そこを走るドライバーが全員下手くそなために次の行動が予測できないということである。逆に関西のドライバーの平均技量が高いのは、遵法精神がきわめて低いために事故の危険も多く、日々の運転が命のやりとりという世界で鍛えられているからである。車間距離をあけると割り込まれるからみんな必死で詰める。信号が青になって発進するまでに0.5秒以上かかると後ろから激しくクラクションを鳴らされる。目の前の信号が黄色になると渡りきるためにアクセルを床につくまで踏む。そんな無法地帯で毎日走っていれば誰だってうまくなるはずだ。それと比例して運転マナーは確実に悪くなるのだが・・・
以前にオレがオレが和泉ナンバーの日産EXAで上京したとき、信号待ちしていると歩行者からナンバーを指さされて笑われたのである。関西人のドライバーはもしかして首都圏では珍獣扱いされているのだろうか。全くもって失礼千万な話である。
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