2004年03月18日(木) |
オレも週刊文春を読んだのである |
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東京地裁は3月16日、元外相・田中真紀子衆院議員の長女の私生活に関する記事を掲載した「週刊文春」に対して出版禁止を命じた。すでに発売日前日であったためにほとんどが出荷済みで、一部の書店で回収された以外は通常通り販売されたようである。都内では品切れとなる書店が続出したという。田中真紀子元外相のおひざ元だった霞ヶ関の外務省内売店でも約10冊が完売したとか。文春側は、記事は長女の人権に配慮しており、プライバシー侵害には当たらないとして、出版禁止を命じた決定の不当性を主張、決定取り消しを求めている。
田中真紀子の娘が誰と結婚しようとオレは別にどうでもいいのである。その男が財産目当てかどうかなど本人にしかわからないのである。もしもすごい美人だったら男たちは争って結婚したがるだろうし、どうしようもないブスなら誰も見向きもしない。ただそれだけのことである。ブスなのに男が群がるとしたらそれは金持ちとか社長や大学教授の娘という付加価値があるからで、娘に近づいてくる男を「財産目当て」と罵倒することは、同時に自分の娘に財産以外の価値がないと公言しているのと同じことである。娘がかわいそうだというのが、今朝コンビニで週刊文春の当該記事をそそくさと立ち読みしたオレの単純な感想である。
雑誌が記事内容で訴えられる事件は最近頻発している。オレの野次馬根性を満足させてくれた「噂の真相」もなくなったし、「処女探し」「あなたのオッパイ見せてください」で人気があった「週刊宝石」ももうない。「フォーカス」も消えてしまったのである。その昔「Emma(エンマ)」という雑誌があったが、ロス疑惑の三浦和義氏の乱交パーティ時の全裸写真を無修正で載せてそのまま廃刊になったのである。今並んでいる週刊誌も、一年後に残ってるかどうかはわからないのである。
ただ、プライバシーを暴露されることは有名人ならある程度覚悟しなければならないことだとオレは思っている。写真を撮られても平気な行動を取るように自己を律したらそれで済むことなのだ。変装もせずに愛人とラブホテルに出入りするところを盗撮されるのはただのバカである。このオレのようなただの暴言野郎でさえも、テレビのクイズ番組に出たせいで突然知らない人から「あっ!アタック25!」といきなり指さされたりするのである。全く油断も隙もないのである。ハンチングとサングラスを外出時は片時も手放せないのである。
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