2004年03月12日(金) |
日本一の高層マンションなのだ |
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オリックスグループは3月11日、高さ200メートルの超高層マンション「クロスタワー大阪ベイ」を大阪市港区に建設すると発表した。2006年8月完成予定となっていて、185メートルでこれまで日本一の高層マンションだった「エルザタワー55」(埼玉県川口市)を抜いて、マンションでは日本一となる。三井不動産、阪急不動産との共同事業で、今年夏から分譲を始めるそうである。地上54階建て、456戸で、最近の相場を反映して価格帯は2000万円弱から、最上階の眺めのいい部屋でも1億円強とかなり安い。また、高齢者が安心して暮らせるように老人ホームも併設される。
建設地はJR弁天町駅に近く、高さ約200メートルの複合商業施設「オーク200」と隣り合っている。オレは単純に眺めのいい場所が好きで、便利のいい場所にある高層マンションを仕事部屋にしたいとよく思う。この日本一のマンションにも興味を引かれる。最上階からの眺めはどんなにすばらしいだろうかと思うのだ。天保山の大観覧車も近いので、望遠鏡でもあれば観覧車でいちゃつくカップルの痴態も逐一眺めることができて面白くて仕事にならないかも知れない。
それなら少し無理して買ってもいいかなとも思うが、考えてみれば場所がよくない。そこから難波や梅田に出るには地下鉄やJRを利用しないといけない。少なくともお散歩の範囲内ではない。また淀川下流の三角州の上に位置するため、直下型地震の時に液状化現象で傾かないかという心配もしてしまうのである。もっとも阪神大震災がこの間起きたところだから次の地震は100年くらい先なので、オレが生きてる間は安心だと思うが。ここで地震が起きることよりも、関東大震災が首都圏に起きる可能性の方がはるかに高いだろう。
さて、施工業者となるゼネコンはいったいどこになるのだろうか。阪神大震災の時に手抜き工事で名を馳せた某中堅ゼネコンなら絶対に買わない。超高層マンションが手抜き工事なら命がいくらあっても足りないからだ。
こういうものを購入するときは、「早く買わないとなくなる」と焦らずにじっくり待って、完成してから動き出しても大丈夫である。既に供給過剰は始まっている。完売のはずでも必ずキャンセルの住戸が出るし、そうなると値引き交渉もしやすいのである。例えば6800万が6200万になったりするのである。オレの通勤路に面した新築高層マンションだって、とっくに完成したのにまだ売れ残っているのである。
たぶんまだまだ下がるのである。
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