2004年03月09日(火) |
今、坂口力大臣がなすべきこと |
携帯用URL
| |
|
なぜ大臣というのはかくも無能なのだろう。非常事態の時こそその存在感をアピールできるのに、どちらかというと国民よりもうろたえていてまことに見苦しいのである。
鳥インフルエンザ騒ぎへの対応はどうか。玉子も鶏肉もきちっと加熱したらヒトへの感染の心配は全くないはずなのに、船井農場周辺では大量の玉子が出荷できずに山積みされている。このまま半年くらい冷蔵庫で寝かせて、国民が忘れた頃に出荷しようとでも思ってるのだろうか。風評被害で鶏肉の消費も落ちている。そんな緊急事態なのに、坂口力厚労相は「牛やら鳥やらモウケッコウ」などと駄洒落をとばしているのである。その変な顔同様にふざけるのはもういい加減にして欲しいのである。ちゃんとやるべき仕事をやって欲しいのである。
あんたがやるべきことはただ一つ、国民の不安を取り除くことだ。そのためにはどうすればいいのか。無能なあんたには思いつくはずがないから、オレがちゃんと教えてやろう。それは鶏肉や玉子を大臣自らじゃんじゃん食べて安全性をアピールすることだ。どうせなら、鳥インフルエンザで死んだ鶏を喰って見せればいいのである。死んだ鶏が大量に廃棄されている穴の中から一羽を拾い上げて、それを視聴者の目の前でつぶして、唐揚げにしたり親子丼にしたりして食べればいいのである。それが安全なことは、医師である坂口大臣には十分わかっているはずだ。そうして大臣自ら範を示すことで、生産者たちの不安は取り除かれ、風評被害もおさまるのである。
昔、O157騒ぎがあったときに、政府は(献金を受けて?)食肉業界を守るためにカイワレに罪を押しつけたあげくに、それを菅直人に喰わせるという情けないパフォーマンスを行ったじゃないか。今回も同じことをすればいいだけである。一流のシェフにあらゆる鶏料理を作らせ、それを居並ぶ閣僚が喰う。玉子も加熱したら大丈夫だからオムレツやスクランブルエッグにして喰って見せればいい。オレも卵料理は好きだから一緒に喰ってやるぞ。いっそのことホームレスの大勢いる場所で、だし巻き玉子を大量に配るとかやってみろよ。
しかし、食糧自給率40%とかいいながら、米国産牛肉の輸入が止まっても鶏肉の出荷量が減っても、相変わらずスーパーには食品が溢れ、飢えに苦しむ人々などどこにもいないように見える日本はやはり飽食の国である。このまま食料の供給が半分になってもちっとも困らないのじゃないか。もしも今の半分の食料で国民が我慢できれば、自給率は一挙に80%に上昇だぜ。
前の日記 後の日記