2004年01月27日(火) |
日本一迷惑な酔っぱらいの話 |
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1月26日の朝7時10分頃、JR東海道線の新淀川に架かる鉄橋の上で、西明石発高槻行き普通電車の運転士は異様なものを発見した。鉄橋の上の線路上を若い男がよたよた歩いているのである。そのまま走らせると轢いてしまうので、運転士は落ち着いて電車を数百メートル手前で停車させた。その男は鉄橋上を北(つまり電車の進行方向)に歩き続けたため、運転士はその後ろを時速1、2キロの徐行運転で追跡。20分近くかけて全長約730メートルの橋を渡り終えた地点で、駆けつけた駅員や運転士ら数人で男を保護、親切にも運転台に乗せて新大阪駅まで運んだのである。男は泥酔状態だったという。
朝の通勤ラッシュにさしかかる時間帯だったこともあり東海道線などはダイヤが混乱し、上下計26本が運休(部分運休含む)、計179本が最大29分遅れ、約13万5000人に影響したという。全く人騒がせな酔っぱらいである。このボケのしでかした行為の被害をゼニに換算した場合、一人あたり30分の遅れが出たとして、平均的サラリーマン男性の給与水準を時給1500円と少なく見積もったとしても約1億円にものぼるのである。迷惑を掛けた以上責任はきちっととらせるべきだ。大阪駅の中央改札口の前の柱にでも縛り付けて、数日間さらし者にし、通行人には備え付けのムチで好きなだけ叩かせてやればいい。
確かにオレも飲み過ぎて気分が悪くなり、道ばたや地下鉄の連絡通路でゲロを吐いたことならある。しかし、暴れて人に迷惑をかけたことは一度もない。酔っぱらって女性にお酌を強要したことはあるが、狼藉を働いたことは神に誓って一度もないのだ。泥酔状態で犯した行為は、交通事故以外は心神喪失あるいは心神耗弱状態という理由で減刑されることとなっているらしい。ただ、酔ったときに痴漢になったり放火魔になるヤツは、もともと痴漢や放火魔の性癖を持っていてそれがアルコールで増幅されるだけのことであり、基本的に危険な人物であることは間違いない。
この日本一迷惑な酔っぱらいに今朝迷惑を掛けられた13万5000人の中にはオレの同僚や知人も多数含まれていたのである。その迷惑なボケの顔や名前は、19歳の未成年ということで公表されることもないのである。これだけ迷惑を掛けたボケをそうして守ってやる必要があるのか。それより19歳がどうして泥酔してるんだ。
未成年は酒を飲んだらだめじゃないか!
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