2004年01月22日(木) |
おお、退職金総額1億3810万円! |
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昨年12月に引退した大阪市の磯村隆文・前市長に対して4836万円の退職金が支払われていたことがわかった。助役をやめたときにもらった退職金に市長の任期満了ごとに支払われた退職金を合計すると総額で1億3810万円である。あきれてオレは言葉を失ったぜ。
市が出資する赤字第3セクターに援助を続けて税金を垂れ流し、その上大阪オリンピック誘致のための接待に無駄なカネを使いまくった迷惑なおっさんが、もらうものはしっかりともらって、それも市民の感覚から見れば税金泥棒としか思えない高額をぼったくって去っていくのである。オレに言わせればこの男には赤字第三セクター法的整理の際に連帯保証人としてまとめて破産させるくらいの罰を与えるべきである。
さすがにこの泥棒、いや磯村前市長は退職金を満額受け取るのはやばいと思ったのか、そのうち5%の241万8000円を自主返納したそうである。彼が大阪市に与えた数百億の損害を思えば、そんな金額は屁の突っ張りにもならないぜ。これまでに市民からかすめ取って貯め込んだ財産は全部投げ出して、余生はボロアパートで年金だけで暮らすのなら少しはあんたを見直してやるのだがなあ。
いくら接待攻勢をかけようと、オリンピックが北京で行われることはすでに世界のお約束だったのである。民主化と西欧の体制に組み込まれることを条件にして中国に与えられたご褒美がオリンピックの開催権なのだ。この磯村というボンクラ市長はそんな当たり前のこともわかっていなかったのである。
大阪市の第三セクター3社の特定調停が成立した場合、市は総額1436億円を支出して赤字の尻ぬぐいをすることになる。法的整理の場合はこれまでに投入した1354億円が無駄になるがそれで済む。市のやろうとしていることは、パチンコで135万円負けたアホが、これまでつぎ込んだ金を無駄にしたくないということであと143万つぎ込むようなものである。さすがにボンクラ揃いの市議会でも何人かの議員がこのおかしさに気づいて論議を呼んでいるという。
市役所への通勤の便利さだけのために作られる玉江橋新線という地下鉄新路線にはこれから2000億を超える資金が投入される予定なのだが、もちろんこれも第三セクターである。わずか3キロほどの路線の売り上げでこの巨額の建設費が回収できる見込みはまずない。舞洲や夢洲といった無人島への地下鉄建設工事も中止されていない。大阪市と神戸市、果たしてどちらの破産が先なのだろうか。とにかく二大馬鹿自治体は目が離せないのである。
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